「皇嗣」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

皇嗣(こうし)

ネットニュースを眺めていると、読み方や内容の分からない言葉が飛び出してくることがあります。新元号の令の時代に大きく移り変わる時に取沙汰されるのが「皇嗣」という言葉。皇嗣とはどのような意味を持つのか、具体的な内容を追いかけていきましょう。

[adstext]
[ads]

皇嗣の意味とは

皇嗣【こうし】とは、次の天皇になる人のことを指しています。皇太子が天皇の子供であるのに対して、皇嗣は皇位継承第1位の人をあらわしています。ちなみに令の時代において皇嗣となるのは、秋篠宮文仁親王となります。

皇嗣の由来

皇嗣という言葉が初めて使われるようになったのは、697年に編纂された続日本紀です。続日本紀には天皇の世継ぎを、皇嗣と定めることが示されています。ちなみに皇室の決まり事を掲載した皇室典範には「皇太子を皇嗣と定める」旨がしたためられています。何をもって皇嗣とするのか、皇室典範の改正が急がれています。

皇嗣の文章・例文

例文1.に変わり、皇嗣の在り方がますます問われそうだ。
例文2.皇嗣さまにお目にかかれ、光栄でございます。
例文3.皇嗣の継承をめぐって、争いごとが勃発した。
例文4.皇嗣について、研究論文を完成させた。
例文5.時代と共に皇嗣の在り方が変わってきている。
現行の法律では、天皇は男性がなるものと定められています。皇太子がいない令時代において、皇嗣に対する世論の見方も少しずつ変わってきています。

皇嗣の会話例

  • いよいよ、新しい時代が来る事になるね。

  • 天皇が変わり、皇嗣の定義も変わるんでしょうね。

  • どういう風に変わっていくのか、見ていかなければいけないね。

  • 継承者の層を厚くするため、女性天皇の議論が宮内庁、世論で進んでいくでしょうね。

時代について語り合っている、親子2人。継承者は男子のみとするこれまでの考え方が、大きく変わろうとしています。世論の流れを受けて長年守られてきた皇室典範が改正されるのか…世界中のジャーナリストたちが注目しています。

皇嗣の類義語

皇嗣の似た言葉に、「皇太子」「皇太孫」があります。皇太子は天皇の皇位継承第1位の子供、皇太孫は将来の世継ぎである「天皇の孫」をあらわしています。

皇嗣まとめ

平成から令にバトンタッチされ、改めて注目されているのが皇嗣です。天皇家の存続が危ぶまれる中、聖域とも言うべき皇室典範を、改正する動きも水面下で表れ始めています。安定した日本を形作っていくためにも、次世代の天皇家はどのような形式が好ましいのか。ますます議論は深まっていくものと推測されます。


日本経済新聞のホームページで記事を確認することができます。

最新の記事はこちらから