監視社会(かんししゃかい)
新型コロナウイルスについての報道が続く中、中国の南京市のことが話題に上がってきています。南京市においては、感染経路の把握をするためにも、電車に乗る際にはQRコードをスマホにかざして情報を記載し、また新型コロナウイルスに感染した人の所在地がリアルタイムでわかるというアプリもあるのです。
この徹底した対策によって、新型コロナウイルスの感染者を抑制することに成功しているとのことでした。中国は監視社会だからこそできる強硬策だということもできます。では、今回はこの「監視社会」について詳しくみてみましょう。
監視社会の意味とは
監視社会の意味とは、警察や軍隊などの国の公的機関によって過剰ともとれるような監視が生じている社会のことを指します。
監視社会の由来
かつてのソビエト連邦や北朝鮮、そして中国がこの監視社会としてあげられます。民主主義が台頭している現代においても、こうした政府の強い意向に沿う形で監視社会を実現している国家は依然としてあるのです。
監視社会の文章・例文
例文1.監視社会によって、反国的な発言などは取り締まられる。
例文2.監視社会は、犯罪の摘発などに役立っている側面ももつ。
例文3.監視社会によって、感染経路の特定などが行えるようになる。
例文4.監視社会が進んでいる中国では、情報統制によって国民を統治している。
例文5.日本でも監視社会を行おうとしても、プライバシーの問題などがネックになる。
日本においては、さまざまな自由が法で定められている点が中国と異なります。
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監視社会の会話例
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中国って、今新型コロナウイルスで大変だけど、対応が早いということで関心があつまっているよね。
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遠隔治療を可能にするためにいち早く5Gを可能にしたりすごいわよね。でも、監視社会だからできないことも多いんだけどね。
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でも、効率重視でその人のプライバシーなどを無視した場合には、中国みたいな統治国家になるんじゃないのかな?
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それが果たして正しいのかは別問題よね。でも、日本のようにさまざまな自由が法律で規定されていることが正しいのかもわからないのよ。
情報規制などによって統治される国家が正しいのか、はたまた自由があることが正しいことなのかは議論の余地があります。
監視社会の類義語
監視社会の類義語として、「相互監視社会」があげられます。
監視社会まとめ
中国のような統治国家によって、新型コロナウイルスの感染がみられた際にも、武漢市の交通を規制したりして市の隔離を行うということをいち早く実現しました。そういった対応が早かったことが確かのですが、その武漢市の方たちの人権のことを思うとその対応で間違いなかったのかは疑問が残ります。
そういった部分を顧みないで行う強硬姿勢は中国ならではのような気がします。しかし、その裏では統治されていることによって自由が奪われている人もいるということを知っていてほしいです。