目から鱗が落ちる(めからうろこがおちる)
目から鱗が落ちるとは、ある瞬間に今まで見えなかったもの、気付かなかった事の気付き・理解が得られて、視野や見聞が広がる事を意味する言葉です。使い方としては、今まで知らないことを知った時に、それが驚くようなことであれば「目から鱗だ。」などと言ったりすることがあると思います。今回は目から鱗が落ちるという言葉は本来どういう意味・由来があるのか解説していきます。
この記事の目次
目から鱗が落ちるの意味とは
目から鱗が落ちるの意味は、目についていた鱗で今まで見えなかったものが鱗が落ちて見えるようになる。つまり、今まで知らなかったことを知るという意味です。視野や見聞を広げる事は人生を生きていく上で非常に意味があり、人生を豊かにしてくれるものになります。
また使われ方として「目から鱗」と省略されて使われるケースが多いですが、意味としては同義となり、話し言葉としても通じます。
目から鱗が落ちるの由来
目から鱗が落ちるの由来は新約聖書に記載してある文言が由来です。
どういう内容が記載されているかというと、
あるところにパウルという人間がいて、彼はキリスト教の信者を迫害していました。彼は信者たちを追っていたのですがあるとき、なぜ信者を迫害するのかというキリストの言葉を聞き回心しました。その後パウロは洗礼を受けその時「目から鱗」のようなものが落ち視界がはっきりするようになったと記載されています。
目から鱗が落ちるの文章・例文
例文1.君の話を聞いて、新たな知見を得たようで目から鱗が落ちた。
例文2.雑学本を読むと、目から鱗が落ちる知識ばかりだ。
例文3.誰もが予知しない出来事が起きて、皆目から鱗が落ちた気持ちだ。
例文4.なるほど、という気持ちとともに目から鱗が落ちた。
例文5.それぐらいの話では目から鱗は落ちないよ。
目から鱗が落ちるという言葉は誰もが使ったことがあるので、馴染みがあるはずです。
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目から鱗が落ちるの会話例
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最近雑学にハマっていてね。何かお題を言ってみてよ。
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それじゃあね、いちごはどう?
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あまおうってあるでしょあれは、あかい、まるい、おおきい、うまいの頭文字をとってるんだ。
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へぇ~、目から鱗落ちたよ。
会話だと目から鱗が落ちるより、目から鱗と省略することが多いですね。
目から鱗が落ちるの類義語
目から鱗が落ちるの類義語として、「はっと気づく」「なるほどと納得する」「腑に落ちる」などがあげられます。
目から鱗が落ちるまとめ
普段自分たちが使っている目から鱗が落ちるという言葉ですが由来は聖書なことは知らない方が多かったのではないでしょうか。意外と日常の中でも使う頻度の高いことわざですので、しっかりと覚えておきましょう。