「相打ち」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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相打ち(あいうち)

「相打ち」とは「武道や決闘でお互いが同時に攻撃をしてどちらも倒れる事から、決着がつかない引き分け」です。雰囲気的には「痛み分け」という表現が近いと思いますが、不良漫画などで多いどちらも殴り合ってボロボロで倒れもう決着がつかない状態が「相打ち」ではないでしょうか? ですから引き分けでありドローともなり、勝者も敗者もいないのです。

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相打ちの意味とは

「相打ち」の意味は以下の通りとなります。
 (1)剣術や剣道や日本拳法などで双方が同時に相手を倒す事。
 (2)双方が攻撃をして同時に倒れ勝者がいない事から、勝ち負けの決着がつかない引き分けやあいこの事であり、また武術以外での比喩表現ともなる。
 (3)「相撃ち」も同義。
 (4)ゲーム用語では互いに相手の攻撃を受ける事で、攻撃力や体力が上回る方が有利になる事から意図的に狙う戦法の一つになっている。
「相打ち」は基本的には剣術・剣道といった武術で使われる専門用語ですが、ゲーム世界でも格闘系やFPSなどでも使用される事が多いですし、また比喩的表現として日常生活でも多くはありませんが使われたりします。始まりとしては江戸時代の決闘で使われた言葉とも言われ、力尽きそうな両者が最後に互いの喉を突き刺して双方が死ぬ「相打ち死」が「相打ち」に変化したとされ、それ故に同時の攻撃で同時に倒れるのが望ましいのですが、現在は同時の攻撃のみや双方引き分けといった感が強まっています。また、厳密には「相討ち」の場合は複数人で一人を攻撃し倒す事となります。

相打ちの由来

「相打ち」の由来は日本の戦国時代に弓矢と鉄砲の達人同士が闘ったのが始まりとする説、他にも上記のように江戸時代の決闘という説があり信ぴょう性は定かではありません。文献も残されていないので詳細は謎となっています。

相打ちの文章・例文

例文1.プロレスを観ていると相打ちが多く、それがショーとしての醍醐味なのだろう。
例文2.ヒーロー映画で最後に主人公と敵ボスが相打ちで倒れてしまうとまたかとガッカリしてしまう。
例文3.子供の頃からの親友でもあるライバルと数学テストの結果を勝負したが、どちらも50点の相打ちで終わり中途半端な出来が情けない。
例文4.不良漫画は喧嘩シーンで相打ちになるとその後は仲良くなるのが定番だが、作者は永遠のワンパターンを繰り返して恥ずかしくないのか。
例文5.相打ちになる覚悟など微塵もなく、必ず倒すと心に誓った。
「相打ち」を使った例文となります。

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相打ちの会話例

  • 検察が東京五輪不正疑惑に着手したね。

  • なんかさー、やっとという感じよね。もっと早く捜査して大物をバンバン逮捕しなさいよ。

  • それは確かに思うな。でも、検察の人事権って内閣が握っているんだよね? って事はあまり期待できないし、検察もきっと弱みがあるから最終的には相打ちをチラつかされ適当なところで捜査が終わるんじゃない。

  • やっぱりそうなりそうね。経済だけでなく司法も崩壊し日本が衰退国家と尚更印象付けるのが五輪不正の闇ね。

東京五輪疑惑や検察についての会話となります。

相打ちの類義語

「相打ち」の類義語には、「イーブン」「ドロー」「痛み分け」「勝負預かり」などの言葉が挙げられます。

相打ちの対義語

「相打ち」の対義語は強いて挙げるなら、「同時勝利」「同時優勝」「完全決着」などの言葉が挙げられます。

相打ちまとめ

「相打ち」はかつての武士や武道家などが決闘で同時に相手を攻撃し双方が倒れる事です。そこから勝者も敗者もいないので、引き分けやあいこの喩えとなります。最近はゲーム用語や他の場面でも比喩的表現として好まれて使用されています。

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