「真骨頂」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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真骨頂(しんこっちょう)

真骨頂ってなんでしょう?スポーツでスーパープレーを見せた選手を「これこそ〇〇選手の真骨頂!」とニュースキャスターが興奮していっているイメージですね。それを聞けば真骨頂の意味はなんとなく分かりますが、何とも奇妙な字の組み合わせです。少し由来を探ってみましょう。

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真骨頂の意味

真骨頂とは「真実の姿、本当の姿」という意味で使われます。主に「最大の実力が発揮された」というような場面で、ポジティブな誉め言葉として使われます。能ある鷹は爪を隠すといいますが、その鷹が才能を発揮したような場面で使うとまさにベストタイミングと言えそうです。ネガティブな表現で使うことはあまりありませんが、良くも悪くもない才能、例えば「おしゃべり」などにも「あのマシンガンのようなおしゃべりは彼の真骨頂だ」というように使えます。ちなみに読み方は「しんこっちょう」です。「こつちょう」とつを大きく読むと間違いなので気を付けましょう。

真骨頂の由来

真骨頂の由来ですが、どうやら「最近になって作られた言葉ではないか」という意見があるようです。というのは、もともとは「骨頂」は「骨張」、つまり「骨が張る」という言葉からきているのです。「骨が張る」というのは奇妙な表現ですが、強情にこわばったあごをイメージするとわかりやすいかもしれません。この「骨張」という言葉は「意地っ張り、頑固」という意味があるのです。ところが、時代を経て「骨張」は「骨頂」となり、意味も「極み、最大」というように変化しました。「愚の骨頂」というのもそのことからきています。「最大」という言葉がさらに転じて、真骨頂はポジティブな意味での「まことのすがた」という意味になったのです。

真骨頂の文章・例文

例文1.あのプレーこそ彼の真骨頂だ
例文2.バーベキューで僕の真骨頂を発揮しよう
例文3.君の真骨頂を見せる時だ
例文4.あの街頭演説は議員の真骨頂だ
例文5.あれではとても真骨頂とは言えない
上記の例文のように使います。「真骨頂を見せる」などの言い方ができます。

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真骨頂の会話例

  • 今度のパーティーでは、君に期待しているよ

  • え?どういう意味?

  • 僕は企画はできるが、人相手が苦手だ。君は天真爛漫で、参加者をウェルカムする天才じゃないか。ぜひ真骨頂を見せてくれ。

  • いやあね。そう言って、自分は楽する気でしょ。

上記の男女は、今度行うパーティーについて話しているようです。「真骨頂を見せてくれ」は、イコール「最大の実力を発揮してくれ」というような意味になりますね。

真骨頂の類義語

さて、真骨頂の類義語を見てみましょう。「本領発揮」「底力」「真価を発揮する」「本気を出す」などがそれにあたります。いずれも「もともと持っている実力が発揮されるさま」を表現できます。

真骨頂まとめ

ここまで、真骨頂について見てきました。生きていく上では出し惜しみをせず、真骨頂を発揮する準備を常にしておきたいですね。

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