「石に漱ぎ流れに枕す」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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石に漱ぎ流れに枕す(いしにくちすすぎながれにまくらす)

あなたの周りには、たとえ勝負に負けても自分のせいとは頑なに認めず、負け惜しみを言うような人はいませんか?そんな人にぜひ言ってあげたい諺が「石に漱ぎ流れに枕す」です。今回はそんな「石に漱ぎ流れに枕す」について使い方や意味を解説していきます。

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石に漱ぎ流れに枕すの意味とは

「石に漱ぎ流れに枕す」とは、負け惜しみが強く、また反省もせず無理やり理屈をこじつけることを意味します。

石に漱ぎ流れに枕すの由来

石に漱ぎ流れに枕すは、晋書「孫楚伝」に由来します。晋国に孫楚という人物がおり、自然に囲まれて悠々と暮らしたい、つまり「右に枕し、流れに漱ぐ」と言うつもりが、「石に漱ぎ、流れに枕す」と言い間違えました。「石に漱ぎ、流れに枕す」とは、石で口をすすいだり、川の流れを枕にするというのは無理な話で、これを指摘された孫楚は、「流れに枕するとは、俗世の下らない事は洗い流してしまい、石でロをすすぐのは、石で歯を磨くのだ」と無理やりなこじつけをして言い逃れました。そこから無理やり理屈をこじつける、負け惜しみが強いという意味になりました。

石に漱ぎ流れに枕すの文章・例文

例文1.彼は試合に負けても、いつも石に漱ぎ流れに枕するようなことばかり言う。
例文2.たとえどんなに指摘されても、石に漱ぎ流れに枕する態度は改めない。
例文3.石に漱ぎ流れに枕するような言い訳ばかり言ってないで、早く準備をしろ。
例文4.石に漱ぎ流れに枕する説得は、どんな人にも響かないものだ。
例文5.彼女はいつも石に漱ぎ流れに枕すのような態度ばかりとっていて、うんざり思う。
「石に漱ぎ流れに枕す」に関する一般的な例文です。

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石に漱ぎ流れに枕すの会話例

  • 昨日、部下のミスを指摘したら言い訳ばかりされてうんざりだったよ。

  • 彼の石に漱ぎ流れに枕するようなあの態度は改めるべきだと思うわ。

  • そうなんだよな、一言でも謝ってくれたならこっちも助けてあげようって気持ちになるんだけどな。

  • 部下を持つのも大変ね。

「石に漱ぎ流れに枕す」に関する一般的な会話です。あまり日常会話で使うことはないですが、しっかりと意味を理解しておきましょう。

石に漱ぎ流れに枕すの類義語

「石に漱ぎ流れに枕す」の類義語には「這っても黒豆」が挙げられます。

石に漱ぎ流れに枕すまとめ

「石に漱ぎ流れに枕す」についてお分かり頂けましたでしょうか。たとえ、勝負に負けたとしても潔く負けを認めたいものですね。ちなみに夏目漱石というペンネームはこの諺に由来しているので覚えておくと、いざというときの話のネタになるかもしれません。

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