石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)
この言葉は、主に性格面において使われることが多いのではないでしょうか。みなさんも聞いたことがないでしょうか。「君は石橋をたたくタイプだな」といったように使われます。物事に対して慎重な人などに使われますが、この言葉の由来などについて知っていますか?ここでは、その由来と意味について紹介いたします。
この記事の目次
石橋を叩いて渡るの意味とは
「石橋を叩いて渡る」は、「用心に用心を重ねる、物事を慎重に行う」という意味です。良い意味で使われることが基本ですが、最近では慎重すぎて決断の遅い人に対して皮肉を込めて使われています。
石橋を叩いて渡るの由来
石橋を叩いて渡るの由来とは、「壊れそうにもない頑丈な石で作られた橋を叩いてわたる」という行為からきています。
昔の橋というと木で作られていたため、壊れる可能性がありましたが、石で作られた橋ができた当初は多くの人が「石橋は壊れることが絶対にない」と思われていたそうです。しかし、そのような石橋においても、たたいて壊れないかを確かめながらわたる人もおり、その人たちの様子からこの言葉ができたとされています。
石橋を叩いて渡るの文章・例文
例文1.大きな失敗をしないのは、石橋を叩いて渡る人だからだ
例文2.彼女は石橋を叩いて渡る様な人なので、忘れ物をしない。
例文3.石橋を叩いて渡るのもいいが、時には勝負をするのも大切だ
例文4.石橋を叩いて渡るから、仕事が遅れている
例文5.なんでも石橋を叩いて渡ればいいものでは無い
「石橋を叩いて渡る」には、用心深さを褒める場合と慎重すぎる行動を皮肉しているる場合の2通りがあります。
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石橋を叩いて渡るの会話例
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早くねなさい!明日は早いんだろ?ほら、もう十二時だが?
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忘れ物が無いようにチェックリストを使って、再度持ち物の確認をしてるんだよ。
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あなたは石橋を叩いて渡りすぎなんだ。もっと気を楽にしたらどうだ?
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忘れ物をしたら困るのは私だし、念には念をっていうしね。
慎重になりすぎている人に対して、褒め言葉ではなく皮肉を込めた言い方の会話になります。
石橋を叩いて渡るの類義語
類義語には「念には念を入れよ」や「備あれば憂いなし」、「用心に怪我なし」などが挙げられます。
石橋を叩いて渡るまとめ
ここまで「石橋を叩いて渡る」の言葉の意味や由来などを解説しましたが、ご理解頂けたでしょうか?「石橋を叩いて渡る」は日常生活のあらゆる場面、特にビジネスの現場では仕事が遅い人に対して使用されることがある為、しっかりと意味や使い方を理解しスムーズに対応できるようにしましょう。