破れ鍋に綴じ蓋(やぶれなべにとじぶた)
破れ鍋に綴じ蓋ということわざをご存知でしょうか。実は人と人の関係を表すことわざなのですが、いい意味を持っているのか悪い意味を持っているのか知らない方にとっては見当もつかないことわざですよね。今回はその「破れ鍋に綴じ蓋」ということわざの意味や使い方などの解説をしていきます。
破れ鍋に綴じ蓋の意味
どんな人間でもその人にふさわしい伴侶となる人がいるということを指しています。また、その人も伴侶も似たもの同士であるということを意味しています。
「伴侶」は配偶者を指す場合が多いですが、連れ立つものという意味ですので仲間を指すこともあります。
破れ鍋に綴じ蓋の由来
これには敗れてしまった鍋であってもその鍋に合うそれ相応の蓋があるということを人間関係に擬えてふさわしい人がいる、似たもの同士であるという意味で使われるようになりました。
破れ鍋に綴じ蓋の文章・例文
例文1.僕と彼女は破れ鍋に綴じ蓋の関係だ
例文2.テレビでも話題の大物カップルは誰が見ても破れ鍋に綴じ蓋な二人だ
例文3.破れ鍋に綴じ蓋という言葉のように私に合う人といつか出会えると信じている
例文4.破れ鍋に綴じ蓋という言葉の通り彼女ととは相性がとても合う
例文5.婚活アプリのデータ通りの破れ鍋に綴じ蓋のような出会いだった
よく書き間違いがありますが「破れ鍋に閉じ蓋」と書くのは誤りです。
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破れ鍋に綴じ蓋の会話例
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ねぇ、僕の会社で僕と君はなんて言われてるか知ってる?
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なあに、会社の人とどんな話してるの?うーん、なんだろうもしかして私鬼嫁とか言われてる?
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そんなことないよ。「性格や生活ぶりが欠点を補い合っていて破れ鍋に綴じ蓋のようでとてもお似合いだ」って言われてるんだよ。
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そうだったの?ちなみに私の会社では「おしどり夫婦」とか「旦那さんは愛妻家なのね」とか言われてるよ
とても仲のいい夫婦の会話の例になります。
破れ鍋に綴じ蓋の類義語
類義語には「蓼食う虫も好き好き」や「似た物夫婦」「合わぬ蓋あれば合う蓋あり」などが挙げられます。
破れ鍋に綴じ蓋まとめ
人の相性の良し悪しは大きく人生に関わることですよね。仲がいい人がどれだけたくさんいてもお互いの欠点をフォローしあえるほどぴったり合う人に出会えること確立も低く、やっぱりどうしても合わないという人もきっといるでしょう。そんな中でこの破れ鍋に綴じ蓋のような相性がとてもいい人に出会えたらと誰もが思うことで、すでにいるという人は幸運であると言えます。そういういい関係を大事にしていけたらいいですね。