破竹之勢(はちくのいきおい)
皆さんはとてつもない勢いで物事がいい方向に向かったり、勝ち続けたりした経験はありますか?そういった経験を一度はしてみたいものです。ということでその様な勢いに関係する言葉「破竹之勢」を紹介します。
破竹之勢の意味とは
破竹之勢とは、竹が破裂するほどとてつもない勢いの様子を意味します。戦に勝ち続けていく様を意味したり、物事がとても勢いよくいい方向に向かって行くことを表していることが多いです。この様にいいここに使われることが多いです。
破竹之勢の由来
『晋書・杜預伝』が出典です。時は中国三国時代に、晋という国は中国統一を実現しようと考え、晋武帝の司馬炎という人が呉という国を攻略するため杜預を大将軍に任命し、順調に戦に勝ち進軍していきます。さらに呉の都建業を攻略するため南下していきました。晋軍は呉の都建業を侵攻するためその地で軍議を開きました。軍議の際ある者が「もうすぐに春が来るので、長江の水が増水するのは時間の問題で、一度軍を引き、冬にまた進軍させたほうがいいのではないか。」と言うと、杜預将軍が、「今、我が軍は士気高騰で、多くの勝利を収めて勢いに乗っている最中である。例えれば、刀で竹を裂くときのようだ。二節、三節と裂いていけば、残りは刃の勢いを受け自然に裂けていき、力を加える必要もないだろう。」と言って進軍することを推しました。その後杜預将軍の提案通り呉の都建業を目指して到し、ついにこれを攻め落として呉は降伏したのです。こうして晋武帝は中国を統一することに成功しました。この様な杜預将軍の言葉がきっかけとなり破竹之勢となりました。
破竹之勢の文章・例文
例文1.破竹之勢のままに進めば決勝まで駒をすすまるだろう。
例文2.破竹之勢こそないもののなんとか勝ち進んで次が準々決勝である。
例文3.破竹之勢は彼らの成長を成長させて行った。
例文4.破竹之勢とはとてつもない勢いのことである。
例文5.破竹之勢で勝ち続ける。
この様に凄くポジティブな勢いを表すことが多いですね。
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破竹之勢の会話例
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うちの高校のサッカー部が全国高校選手権大会の決勝まで行ったらしいよ!
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めちゃめちゃすごいね。応援に行かなきゃ!
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破竹之勢のままに全国大会優勝してほしいよね。
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うんしてほしい!とにかく勝ってほしいね。
そうゆう様ない勢いを人生で一度は味わってみたいですね。
破竹之勢の類義語
破竹之勢の類義語には、「一気呵成」「旭日昇天」「決河之勢」などがあります。
破竹之勢まとめ
つまり破竹之勢というのは人生の中でも記憶に残るほどの勢いのことなのでしょう。皆さんにはそういった記憶に残る勢いはありましたか、思い浮かばない人はこれから作っていけたらいいですね。