「碌でなし」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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碌でなし(ろくでなし)

ドラマなどでも「うちの碌でなしの馬鹿息子が」など使われているのを聞いたことはないでしょうか。ほとんどの人がこの言葉を知っているのでなんとなく悪い意味で使われるという認識だと思うのですが、この「碌でなし」とはどういう意味を持っていて、何が由来となったのかしている人はそんなに多くないかと思います。この言葉についてこれから解説していきます。

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碌でなしの意味

碌でなしとは、性格の曲がった人、なんの役にも立たない人のことを意味しています。

碌でなしの由来

元々は「陸」と書いていましたがその発音は「ロク」だったそうです。陸は当時「平らな土地」を表しており、物や性格がまっすぐなことを言っていました。その陸(ロク)の否定する言葉として、性格が曲がった人のことを「陸でなし(ろくでなし)」と言われるようになったとされています。
現在使われている「碌」は当て字だそうです。

碌でなしの文章・例文

例文1.母からはいつもお前は碌でなしだと悪口を言われている
例文2.会社の先輩に碌でなしだと罵られ、じゃああんたは碌な人間なのかと言い返したくて仕方なかった
例文3.碌でなしと言われて良い気はしない
例文4.私は会社のみんなに碌でなしの駄目なやつだとレッテルを貼られている
例文5.僕の父親は借金だらけで仕事もせずに飲み歩く碌でもない人間だ
碌でなしと紹介していますが例5のように「碌でもない」ともいう場合もあります。

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碌でなしの会話例

  • 家事も育児も出来ないからやらないって前から言ってるだろ

  • やらなきゃいつまでたっても出来ないでしょう?
    仕事も全然出来ないくせに家でも何にも出来ないのね!だからあんたは碌でなしって言われるのよ!

  • なんだと!

  • 何よ!

「碌でなし」を使った会話はこのようになります

碌でなしの類義語

碌でなしの類義語には「できそこない」や「やる気のない」「遊び人」などの言葉が挙げられます。また、ことわざに「独活の大木 (うどのたいぼく)」という言葉がありますこちらも、体ばかり大き役に立たない人のことをいますので類義語となります。

碌でなしまとめ

碌でなしという言い方以外にも「ろくな人間がいない」などと使われることもあります。大体上の立場の人が使っているイメージで人を馬鹿にするような感じで、全く良い意味ではないのであまり言われたくないし使いたくないような言葉ですが、実際にこの言葉を平気で口にする人が多くいるのでなんとなく嫌な気持ちになってしまいますね。この言葉を使う人は役に立つのかもしれませんが性格がまっすぐではないので、「碌な人間」とは言えないように思えますね。

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