「祝融」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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祝融(しゅくゆう)

「祝融」とは「古代中国の伝説上の火神から火事や火災の喩え」です。火事とは注意不足だけでなく、原因不明によって突然出火する事もありますよね。現代なら家電が古くなり発火したなどある程度の原因を追及するのも可能ですが、昔は判別が難しいものは神様を怒らせたからとして「火事」を「祝融の崇り」や「祝融の災い」と言っていたのです。

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祝融の意味とは

「祝融」の意味は以下の通りとなります。
 (1)古代中国の神話に登場する帝王・火の神様・夏をつかさどる神と称えられる人物。
 (2)中国に伝わる神話上の火神から転じて、火災が発生したり火事が起こった際の比喩表現。
「祝融」は諸説あるので正確な部分は謎とされますが、古代中国の神話上の人物が「祝融」とされ、その後の活躍によって「火の神様」や「帝王」という特別な人(神)として現代にも伝えられています。元々は同じく伝説上の五帝の一人・顓頊(せんぎょく)の子か孫という設定になる「祝融」ですが、敵が攻め込んできた時に城に火を放って王様を守った事から、「火の神様」と呼ばれるようになったそうです。そこから「火の神様」だけでなく、「夏をつかさどる神」や「南方の神」といった呼ばれ方もされ、中国では特別な神として認知されています。また、そのような事情が転じて、火事や火災が起こると「祝融」と言ったりします。因みに日本ではアニメやゲームの三国志に登場する架空の女性キャラクター「祝融夫人」が有名で、男勝りな性格で敵を倒す女戦士です。

祝融の由来

「祝融」の由来は上記の通り古代中国の神話からです。また中国前漢時代の歴史書「史記」では神話伝説時代の8人の帝王「三皇五帝」の官名ともされます。

祝融の文章・例文

例文1.中国では火事が起こると祝融と言う。
例文2.冬になると乾燥して祝融が増えるので注意しよう。
例文3.今年から中国に転勤するので、平で安全に暮らせるように祝融にお祈りする事にした。
例文4.毎日が平なのも祝融様が見守ってくれているからだ。
例文5.子供が花火をしたいというので、祝融にならないように見守っていたがきちんと後始末をしていて安心した。
「祝融」を使った例文となります。

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祝融の会話例

  • もうびっくりしたよ。うちのマンションの近くで交通事故が遭ったの知ってる?

  • えー知らなかった。それでどうなったの?

  • 車が燃えちゃって、消防車やパトカーが集まってそれは大変だったよ。

  • そんな自動車事故の祝融が近所で起こったのも知らずに、私はネット配信の動画を見ていたのよ。

自宅近くで交通事故が起こり車が炎上した騒ぎになったという会話をしています。

祝融の類義語

「祝融」の類義語には、「火難」「燃焼」「炎上」「猛火」「炎神」「火神」「かまど神」などの言葉が挙げられます。

祝融の対義語

「祝融」の対義語には、「水害」「水難」「水神」「海神」「船霊」「神」「雨神」などの言葉が挙げられます。

祝融まとめ

「祝融」は古代中国の言い伝えによる「火の神」で、そこから火災や火事の喩えで使われます。要するに中国神話における「火を司る神」として人々に信じられ、日本でも同様の意味にもなりますが、火事や不審火など火に関する出来事を「祝融」とも表現します。

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