禁忌(きんき)
禁忌の意味は、やってはいけない事やしてはいけない事を指す言葉です。「禁忌=タブー」という認識で広く使われている言葉ですが、実は道徳的な意味の他にも技術や科学、医療の分野でも使われていますので、今回は広く禁忌の意味や、由来、例文、類語についてまでわかりやすく解説をしていきます。
禁忌の意味とは
禁忌の意味はいくつかありますので、下記にて詳しく解説をしていきます。
(1)やってはいけない事、してはいけない事を指す意味。これは人類学や宗教学において使われる事が多く、一般的な「禁忌=タブー」の認識となっています。
(2)医療の世界において、患者の予後を大きく悪化させてしまう不適当な術式や検査、投薬、調剤を指す意味。
(3)技術的、科学的なエビデンスに基づく禁止事項。
禁忌という言葉だけでも、これだけの意味を持っていますので、合わせて覚えておくといいでしょう。
禁忌の由来
禁忌の由来は「禁」が禁止をする事、してはいけない事を意味しており、「忌」は嫌って避けたり、憎むことを意味しており、二つの漢字を合わせる事で「禁忌」という言葉が出きています。
禁忌の文章・例文
例文1.禁忌を犯すことは人類学や動物の生態系に大きな変化をもたらす。
例文2.クローン問題については禁忌を犯していると主張する科学者もいる。
例文3.再生処理がうまく出来なくなるものを禁忌品と呼ばれる。
例文4.禁忌はタブーという言葉が意訳されたものであるが、ニュアンスは若干違う。
例文5.医療の世界では禁忌と言われる行為を患者さんが望むケースもある。
社会や一般道徳の中で許されない事を禁忌と呼び、例文もそういったものが多くなっています。
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禁忌の会話例
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禁忌って言葉は僕は漫画で知ったんだよね!
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それって、鋼の錬金術師のこと?
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そうだよ!読んだことある?人体錬成は禁忌だというのが、話の中心にあるんだよね。
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私も大好きで漫画とアニメも全部見ていたよ!
禁忌はなかなか使う言葉ではありませんが、漫画やアニメから知ったという若い男女の会話でした。
禁忌の類義語
禁忌の類義語としては、「タブー」「不文律」「聖域」などが挙げられます。
禁忌まとめ
禁忌は日本では触れないもの、触ってはいけないものという意味でも使われる事がありますので、前後の文脈や用例によって意味を正しく理解しておくといいでしょう。