「私利私欲」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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私利私欲(しりしよく)

資本主義の現代。生まれた時から身分が決まっていた封建時代と違い、現代は自由に自分の仕事を選び、経済活動ができる反面、貧富の格差は増し、まさに「私利私欲」の時代ともいえます。そんな現代を象徴する「私利私欲」の使い方や意味について見ていきます。

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私利私欲の意味とは

私利私欲は「自分の利益を追求し、ひたすらそれを満たそうとすること」という意味です。「しりしよく」と読みます。
私利私欲は基本的にマイナスな使われ方をすることが多いように見受けられます。本来、人間は生まれながら私利私欲で動いている存在です。例えば赤ちゃんなどは私利私欲で動いていますが、その存在を喜ばれて受け入れられていますね。問題なのは、社会の中で私利私欲を追求すること。社会は自分と他者のしあわせのバランスの中でこそ健全に保たれていくので、私利私欲を追求する人は嫌われるというわけです。
私利私欲の対義語は通常「無私無欲」「公正無私」が挙げられます。けれど、対義語に最もふさわしいのは「利他主義」でしょう。無私無欲、公正無私より、利他主義の方が積極的に他者の利益を優先する言葉です。
人は自然には利他主義になることはできませんが、健全に人の幸せを願うことができるのは人が動物と違う点です。私利私欲に生きるのではなく、自分の思いも大切にしつつ、同時に自然な利他主義の中で生きていけるのがベターです。

私利私欲の由来

私利私欲は言葉の組み合わせによってできている言葉なので、由来はありません。

私利私欲の文章・例文

例文1.私利私欲を満たすためだけに動いている
例文2.私利私欲に走り始めたらおしまいだ
例文3.私利私欲に振り回された結果、お金に困窮している
例文4.私利私欲丸出しだから友人がいないんだ
例文5.私利私欲にまみれている
例文のように「私利私欲に走る」「私利私欲にまみれる」などの言い方がポピュラーです。

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私利私欲の会話例

  • そういえば、ようやく会社が彼をクビにしましたね。

  • すごく評判が悪かったから、しょうがないわね。

  • ようやく中間管理職になって、上と下のバランスを取らなきゃいけないというのに、私利私欲まみれの言動ばかりでしたからね。

  • クビにするのも、遅すぎたくらいよね。

上記の会話では私利私欲にまみれた社員がクビになったことについて話しています。私利私欲を追い求める人は人間関係もうまくいきません。自分もそうなっていないか・・・?人のことを言うだけでなく、時には自省も必要です。

私利私欲の類義語

私利私欲の類義語は「利己主義」「利己心」「我欲」「エゴイズム」などが挙げられます。それぞれ「自分が一番」「自分の利益優先」の態度、生き方です。

私利私欲まとめ

私利私欲について見てきました。人の私利私欲は良く見えますが、意外と自分の私利私欲は見えないものです。人ばかりでなく、自分の私利私欲もチェックし、人の利益やしあわせを考えられるようになりたいものです。

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