竹下派七奉行(たけしたはななぶぎょう)
竹下派七奉行とは竹下登がドンを務めた経世会の後継者と目されていた有力な政治家である7名を指す言葉です。1980年代後半から1990年代初頭にかけては自民党において経世会の勢いや力は絶大であり、そこの有力政治家という事で総理大臣候補であった事も間違いありません。今回は「竹下派七奉行」の由来や意味を説明していきます。
竹下派七奉行の意味とは
竹下派七奉行の意味は経世会の後継者候補と呼ばれた当時の有力政治家を指す言葉です。
七奉行とは「小渕恵三」「橋本龍太郎」「梶山静六」「羽田孜」「小沢一郎」「渡部恒三」「奥田敬和」の7人であり、この内の「小渕恵三」「橋本龍太郎」「羽田孜」の3名はのちに内閣総理大臣となりました。また竹下派七奉行の中でも竹下登に近かった竹下派、金丸信に近かった金丸派というのも内部ではありました。
竹下派七奉行の由来
竹下派七奉行の由来はリクルート事件により中曽根内閣の総辞職に伴い、竹下登が自民党総裁についたことにより、当時の経世会が一気に党内での求心力を高め、重要ポストに上記の有力な政治家を配置した事から、竹下派七奉行が生まれて、呼ばれるようになったと言われています。
竹下派七奉行の文章・例文
例文1.竹下派七奉行の内、総理大臣経験者はなんと3人もいる事は驚きだ。
例文2.竹下登と金丸信の求心力によって、竹下派七奉行は力を蓄えていった。
例文3.経世会の栄華はバブル経済の様に膨れ上がり、バブル崩壊と共に求心力を失っていった。
例文4.竹下派七奉行の中でも調整型の政治家やトップダウン型の政治家などタイプは様々だった。
例文5.竹下派七奉行を中心とした自民党支配は他の派閥の嫉妬や妬みを買った事は間違いない。
竹下派七奉行は経世会の栄華の時代と共にあり、あわせて経世会やリクルート事件についても、知っておくといいでしょう。
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竹下派七奉行の会話例
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竹下派七奉行なんて、この前久々に聞いた言葉だったけど、知ってる?
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聞いた事がないですね。竹下派というのがそもそもよくわからないです…。
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竹下派のドンである竹下登は北川景子さんと結婚したDAIGOさんの祖父にあたるんだよ!
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そうなんですか?初めて知りました。DAIGOさんのおじいさんってそんなに大物だったんですね!
竹下派七奉行や経世会と言っても、あまりピンとこない若い人も多いでしょうが、経世会のトップであった竹下登は歌手のDAIGOさんの祖父であると認識している人も多いかもしれませんね。
竹下派七奉行の類義語
竹下派七奉行の類義語として、「吉田十三人衆」「佐藤派五奉行」「金竹小」などがあげられます。
竹下派七奉行まとめ
竹下派の重鎮である金丸信の残した言葉で「無事の橋本・平時の羽田・乱世の小沢・大乱世の梶山」というものがあります。これは国内や世界の情勢が落ち着いている時は、橋本龍太郎や羽田孜が総理大臣に適任であり、大きな問題や社会不安が起きている様な状況であれば小沢一郎や梶山静六が総理大臣に適しているという意味です。こういった言葉が後世に残るほど、竹下派七奉行がいた経世会の力は凄まじいものがあったのです。