「竹馬の友」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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竹馬の友(ちくばのとも)

「竹馬の友」は幼い頃から一緒に遊んでいた友達や幼馴染、良きライバルを指す言葉です。幼馴染や昔からの友達は、言葉に言い表せない親しみがわいてくる特別な存在です。そのような昔なじみの存在を表す言葉はいくつかありますが、「竹馬の友」ということわざもそのうちの一つです。またそれだけにとどまらず、良きライバルという意味あいも持っています。そこで、竹馬の友の意味や由来を見てみましょう。

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竹馬の友の意味とは

竹馬の友の意味は「昔よく一緒に竹馬に乗って遊んだ幼い頃からの友達。幼馴染」「良きライバル」という意味を持っています。読み方は「ちくばのとも」です。竹馬といえば昔の子供遊びでよく登場したなじみのある遊びですが、それになぞらえたことわざというわけです。今の子はあまり遊ばないので、幼馴染を表すと聞いてもイメージしづらいかもしれません。
また読み方は注意が必要です。竹馬は「たけうま」と読みますが、これがことわざになると「ちくば」になります。

竹馬の友の由来

竹馬の友の由来は先述したように「一緒に竹馬に乗って遊んだ幼馴染」という意味がありますが、実はさかのぼると元々は違う意味だったことが分かります。
竹馬の友は中国の故事から生まれた言葉。紀元300年頃の中国東晋時代の桓温という人物の発言が由来になっています。
政治家であり軍人だった桓温は成漢を滅ぼすなど活躍した人物。桓温には殷浩(いんこう)という幼馴染がいましたが、殷浩が戦争で失敗した際、桓温は次のように言ったそうです。「私と殷浩は昔よく竹馬に乗って遊んでいたが、あいつはいつも私が乗り捨てた竹馬に乗って遊んでいた。」
これはつまり、桓温と殷浩の間には明確な上下関係があったことを示しています。
元々は仲良く竹馬に乗って遊んだ仲間というより、どちらかというとライバル関係・上下関係を表すことわざだったということです。
ちなみに余談ですが、日本の竹馬は棒に足掛けをつけ、それに乗って歩き回りますが、中国の竹馬は一本の竹棒に馬の鬣(たてがみ)をつけ、それを馬に見立ててまたがり、走り回っていたといわれています。

竹馬の友の文章・例文

例文1.竹馬の友である親友と再会し、楽しい時を過ごした
例文2.最初は喧嘩ばかりしていたが、次第に私と彼は竹馬の友となっていった
例文3.君には竹馬の友がいてうらやましいよ
例文4.竹馬の友と思っていたが、彼に裏切られるとは予想だにしなかった
例文5.竹馬の友である彼が、今こうして義理の兄弟になるのは嬉しいことだ
あまり現代では使わない表現かもしれませんが、単純に幼馴染という以上の親しみがこもる美しいことわざです。

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竹馬の友の会話例

  • もしもし、久しぶりだね。いきなりで大変言いにくいのだが、君に頼みたいことがあるのだ。

  • なんですか?言ってみてください!

  • え、いいのか? まだ内容も何も言っていないのに。

  • 私と貴方は竹馬の友と思ってますから、なんでも頼んでよ!

竹馬の友だからといって大人になってからも仲がいいとは限りませんが、それでも気の置けない仲というのは一生の財産であり宝物と言えるでしょう。

竹馬の友の類義語

竹馬の友の類義語として、難しい言葉では「刎頸の交わり」「水魚の交わり」など、今でも使いやすい言葉では「幼馴染」「旧知の仲」などがあります。最近の若者言葉ですと「BFF」などもあてはまるでしょう。親友+幼馴染というイメージですね。

竹馬の友まとめ

ここまで、竹葉の友について見てきました。元々は対抗意識や上下関係をはっきりする意味の竹馬の友ですが、良い友は良いライバルにもなるもの。いつまでも大切にしたい存在ですね。

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