「篝火」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

篝火(かがりび)

「篝火」とは「夜間の警護や照明として焚く火の事ですが、今では神事など伝統行事に欠かせられない大切な道具」です。若い人は実際の「篝火」よりもゲーム世界で、雰囲気を盛り上げる背景として印象が強いかも知れません。炎はそれぐらい強烈なインパクトを与えるからで、古今東西を問わずに重要人物が「篝火」を伴って登場するのは、映画や漫画などでもよくある王道パターンです。そんな「篝火」について調べてみました。

[adstext]
[ads]

篝火の意味とは

「篝火」の意味は以下の通りとなります。
(1)夜間の警護や照明や漁灯などで焚く火の事。
(2)屋外の照明用に燃やす火。
(3)平安時代の物語「源氏物語」の第27巻の巻名。
”篝”は「篝火を焚く鉄製の籠」「篝火の略」となり、”篝”だけでも同義扱いですが、強調する意味も込めて「篝火」となります。元々は夜間の警護や照明として、或いは漁船に取り付ける事が多く、松明を燃やすのが一般的でした。しかし、現在は神聖な儀式などの周囲に設置されている印象が強いです。全国各地の有名な神社は無病息災などを願って篝火を焚くのが恒例ですし、階段や通路に設置する場合も多々あります。また、かつては松明でしたが現在は便利な薪を燃やしたりと、時代に応じて変化しています。地方によっては「どんど焼き」という正月行事で、門松やお守りや熊手など不要な縁起物を燃やす炎を「篝火」や「大篝火」(おおかがりび)と呼びます。

篝火の由来

「篝火」の由来は諸説が入り乱れていますが、元々は籠の事を「篝(かがり)」と呼び、そこに火を入れるようになったので「篝火」になったと言われています。文献としては、奈良時代に作られた日本最古の歌集「万葉集」や鎌倉時代の軍記物語「平家物語」などに”篝”が記されています。

篝火の文章・例文

例文1.年を重ねると、テレビ画面越しの篝火の映像だけでお酒を飲めたり、急に涙が零れてきたりする。
例文2.息子が欲しがっていた本物そっくりな篝火のグッズを購入した。
例文3.夏の風物詩とされる鵜飼いも篝火が無くては始まらない。
例文4.今でも歴史ある豪華な旅館などは、玄関に篝火が設置されていて趣を感じさせる。
例文5.日本人なら篝火に特別な感情を抱くものだろう。

「篝火」の解説めいた例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

篝火の会話例

  • この前、京都の嵐山で鵜飼いを観てきたんだよ。

  • いいなー。贅沢な時間の使い方をしていますね。

  • それで鵜飼いの漁を楽しみにしていたんだけど、あれは実質篝火を観るイベントでもあるんだね。

  • あーなるほど。辺りが暗くなるからお客としては、篝火が印象深くなるんですね。

京都の鵜飼いイベントについて同僚男女が会話をしています。

篝火の類義語

「篝火」の類義語には、「松明」「炬火」「提灯」「灯火」「漁灯」「ランプ」などの言葉が挙げられます。

篝火まとめ

「篝火」は照明として付ける灯りの火であると同時に、他にも漁灯や警護の目的もあります。現在は電気による照明が一般的ですが、それだけに神社などの神聖な儀式や高級旅館などでは「篝火」が今でも大事にされていますし、何より歴史ある伝統の火として人々に訴えるものがあります。

最新の記事はこちらから