納涼(のうりょう)
日本では夏になるとよく聞くワードというのがいくつか存在しています。例えば「祭り」や「花火」や「夏休み」などもそうしたものに当てはまるでしょう。共通して言えるのは、どれも夏の季語であるという点ですね。そうした夏の季語の一つとして「納涼(のうりょう)」という言葉があります。誰しも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そこでこの「納涼」という言葉について解説していきます。
納涼の意味
納涼というのは、夏の暑さを避けるために涼しくなるための工夫をすることを言います。肝試しという行事ごとに対して「納涼」と冒頭につくことが多いのはそうした意味合いからきています。
納涼とよく似た言葉に「避暑」という言葉が存在していますが、「避暑」というのは暑さを避けられることが約束されている場所へ行くことを意味することに対して、納涼というのは暑さを和らげるための工夫であって、涼しくなることが約束されているわけではありません。上記の例で言うと、肝試しは気分として涼しく感じるための工夫ではありますが、物理的に涼しくしいるわけではないということです。
納涼の由来
納涼の語源は、「涼=すずしさ」を「納=おさめ入れる」という言葉の成り立ちからきている言葉になります。
納涼の文章・例文
例文1.納涼肝試し大会のイベントを実施する
例文2.納涼のために創意工夫を凝らす
例文3.納涼船に初めて乗船してみたが、思っていた以上に涼しかった
例文4.各地で行われている夏祭りには「納涼祭」という名前で呼ばれていることがある
例文5.納涼祭で盆踊りを踊る
例文にあるように、各地で行われている夏祭りの中には「納涼祭」と呼ばれているものがあります。
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納涼の会話例
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今年の夏は昨年と比べても、一段と暑く感じるね。
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ニュースで見たけど、
去年よりも猛暑日が多くなる予定らしいからね。 -
こんな時は納涼肝試しとか参加してみるのもいいんじゃないかな?
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私はホラー系苦手だからパスで!
省エネなども叫ばれているような時代なので、ただエアコンをつけるではなく、納涼のような行いをするのは環境のためにもなるでしょう。
納涼の類義語
納涼という言葉の類義語としては、上述した「避暑」が挙げられます。他にも、「夕涼み」といった言葉も類義語としてあげることができるでしょう。
納涼まとめ
納涼という言葉について解説してきました。日本に古くから伝わっている言葉なので、是非ともその言葉が持っている意味を正しく理解して、日本の夏に活用してください。