紫電一閃(しでんいっせん)
「紫電一閃」というこの言葉は、紫電改という戦闘機に使用されている「紫電」という言葉と、和をテーマにしたゲームやパチンコ作品でよく使われている「一閃」という言葉が繋がって一つの意味を成しているものになっています。今回はそんな決め台詞としてそのまま使うことなどもできそうな「紫電一閃」という言葉について、深く掘り下げてみたいと思います。
紫電一閃の意味とは
「紫電」とは鋭い目つきや、研ぎ澄まされた刀が放つ鋭い光のことを表し、「一閃」は光のような早さで何かを閃く、きらっと何かが光ったことを指し示し、この二つの言葉が一つになることで、刀を振った時にきらめく一瞬の光のような早さで目の前で起こっている出来事が勢いよく変わった様子を表す時に使われます。
紫電一閃の由来
出典は海野十三という、明治から昭和時代にかけてSF作品を軸に活躍した日本の小説家が書いた「雷」という本の中で「声を出す暇すらないほど、驚くような出来事が目の前で繰り広げられた」場面において、この一文の先頭にその事態が急に変化した様子をより強調する意味で使われたことが始まりとされています。
紫電一閃の文章・例文
例文1.紫電一閃、進めていたゲームのセーブデータが壊れてしまった。
例文2.経営者が変わったことで仕事の内容がこれほど変化するとは、まさに紫電一閃だ。
例文3.世の中はいつだって紫電一閃、変化の連続だ。
例文4.宝クジに当たって紫電一閃、億万長者に。
例文5.順調だった人生も事故を起こしてしまったことで紫電一閃、借金まみれに。
物事が急展開した時の表現として使いやすい言葉です。
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紫電一閃の会話例
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このゲームアプリ知ってる?
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あ、知ってるけど、これがどうしたの?
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これ僕が作ったんだけど、話題になったこれのお陰で紫電一閃、借金まみれだった生活に突然終止符が付いたんだ。
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よかったね、そんな経済状況だったことの方が驚いたけど。
それまでの状況が一変したような時にはすかさず使ってみるといい言葉かもしれませんね。
紫電一閃の類義語
紫電一閃の類義語としては、「光芒一閃」や、「疾風迅雷」などが挙げられます。
紫電一閃まとめ
様々な技術が発達した今の時代は特に、それまで変化していなかったものが急に変わる、慌ただしい事態の変化に巻き込まれるといったことがよくあると思います。そんな時にはこの言葉を使って、その変化の勢いをより強調して誰かに伝えてみると会話もより盛り上がるかもしれません。