縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
仕事や部活、私生活においてほぼ必ず縁の下の力持ちとなる人はいますよね。そんな人がいるからこそ大多数の人が頑張れる。そういった状況はいろんなところで見えてくるものです。ですがこの言葉、使い所や相手を間違えると悪口のような意味に捉えられてしまう場合があります。今回はその「縁の下の力持ち」という言葉について解説していきます。
縁の下の力持ちの意味
人知れず他人のために陰ながら支えたり苦労をする人という意味になります。
表舞台に立ったり目立ったりはしないけど人目につかないところで人を支える人を賞賛する意味で使われます。
縁の下の力持ちの由来
大阪の四天王寺で今日供養で披露された「椽(えん)の下の舞」が由来だそうです。
これは昭和の初期くらいまで講習には披露されず、演者は無観客の中で舞を踊り練習し続けました。この演者のように誰も見ていないが陰ながら努力をする姿が縁の下の力持ちの由来となりました。
縁の下の力持ちの文章・例文
例文1.新人が企画成功したのも先輩が縁の下の力持ちとなってくれたからだろう
例文2.部活のマネージャーが縁の下の力持ちなので部員はのびのびと練習できる
例文3.彼が仕事を頑張れるのは家で縁の下の力持ちの奥さんがいるからだと言っていた
例文4.舞台が成功したのは縁の下の力持ちだったあの子のおかげだ
例文5.正直目立つのは嫌なので縁の下の力持ちをやっている方が性に合っている
縁の下の力持ちは進んで人の支えになる人、努力をする人を指します
- [adsmiddle_left]
- [adsmiddle_right]
縁の下の力持ちの会話例
-
今日会議で僕の企画が通ったんだ!部長にも褒められたよ!
-
あら!それは良かったわね!
ずっとやりたいって言って頑張っていたものね。すごいじゃない! -
うん!でもやっぱり一緒に資料を作ってくれて、僕の仕事しやすいように動いてくれてた後輩が縁の下の力持ちだったな。
-
いいこが入ってきてよかったね!これからもっと頑張らないと!
縁の下の力持ちな後輩との仕事で成功した男性と話を聞く女性の会話になります。
縁の下の力持ちの類義語
縁の下の力持ちの類義語には「名脇役」「簀子の下の舞(すのこのしたのまい)」が挙げられます。
縁の下の力持ちまとめ
この言葉絵を使う際に注意しなくてはいけない点は2つあって、1つは嫌々やっている、やらざるを得ない状況にいる相手には言ってはいけないことです。進んでやってくれている人に言うようにしましょう。もう1つは上司や先輩に言わないこと。仕事や人柄を評価をする言葉でもありますので、目上の者にこの言葉を使うことは避けましょう。