「罵詈雑言」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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罵詈雑言(ばりぞうごん)

「罵詈雑言」はネットを日常的に利用していると、嫌でも目にする言葉ですよね。直接「罵詈雑言」という言葉ではなくても、一度掲示板を覗けば汚い言葉のオンパレードなので、結果的に目にしたのと同じです。しかし、そもそも「罵詈雑言」とはどういう意味なのか分かりますか?最近はそういった汚い言葉が人を傷つける事が大きな社会問題にもなりつつあります。罵詈雑言の意味をここで正しくわかりやすく解説をしていきます。

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罵詈雑言の意味とは

「罵詈雑言」の意味は以下の通りとなります。
(1)汚い言葉での悪口だらけ。あらゆる文句や汚い言葉を言いまくる。相手を強く罵る。
(2)”罵詈”は口汚く罵る、罵る言葉、面と向かって悪口を言う、”雑言”は悪口を言う、無駄話などの意味があり、二つを合わせて「酷い悪口」といった意味になります。

「罵詈雑言」は酷い悪口、汚い言葉で強く罵るという意味があります。実際には、直接顔を合わせての口喧嘩などで用いるべき表現ですが、近年はネット掲示板などが文句だらけの様子を見た第三者が客観的な立場から「罵詈雑言」と喩えるケースが多いです。本来は直接顔を合わせていないなら用いられないのですが、その辺りは曖昧というか問題がないようです。また、短い言葉で言い得て妙な悪口表現の方が他の掲示板参加者から称賛される傾向で、これも本来のあらゆる文句を汚い言葉で言いまくる点と矛盾していますが、現代的な「罵詈雑言」なのでしょう。

罵詈雑言の由来

「罵詈雑言」は、中国戦国時代の歴史書「史記」の「魏豹伝」が由来となります。この中では、実際にそこまで酷い悪口を言った訳ではないですが、”罵詈”が悪口の代名詞として使われるようになりました。又、文献としては三島由紀夫の「青の時代」(1950年)で、「罵詈雑言」を使った文言があります。

罵詈雑言の文章・例文

例文1.評論家同士や高学歴同士など、優秀な者ほど一度頭に血がのぼると罵詈雑言な本性をみせる。
例文2.毒舌タレントは罵詈雑言を使うタイミングが絶妙だ。
例文3.罵詈雑言は当事者が真剣なほど、外部の者はだんだんおかしく笑えてくる。
例文4.昔は酔っぱらったサラリーマンが、あちこちで罵詈雑言を吐いていたが、今ではネット掲示板で大人と小学生が言い合う姿もあるので滑稽だ。
例文5.罵詈雑言で相手を傷つけるのは、冷静になるとこれほど無駄で無意味な行為はない。

「罵詈雑言」が使われるケースなどを想定した例文ですが、罵詈雑言を理解した上でシチュエーションや相手の状況を見て、笑いに変えるような使い方は不愉快になりませんが、感情の赴くままの罵詈雑言は不快感を与えることになります。

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罵詈雑言の会話例

  • この前、大変な事があったんだよ。

  • 何があったの?

  • 食事をしていたら、上司がくしゃみをして手が汚れたのか急いでトイレに駆け込んだの。それで、スマホ画面が表になっていたから、思わずその画面を覗いたら、凄い悪口で書き込みする最中だったんだよ。普段は温厚なのに、そのギャップが怖くてね。

  • それは恐怖だね。食事中に、罵詈雑言な書き込みをするのも嫌だし、不気味。人って本当に見掛けじゃ分からないね。

温厚な上司が「罵詈雑言」な書き込みをすると知ってショックという会話です。

罵詈雑言の類義語

「」の類義語には、「悪口雑言」「罵詈讒謗」「誹謗中傷」などの言葉が挙げられます。

罵詈雑言まとめ

「罵詈雑言」は汚い言葉での悪口、相手を悪口で酷く罵るという意味があります。本来は対面した相手に直接言う際に使われていましたが、最近はネット掲示板やSNSなどの書き込みがあまりにも悪口だらけの際に使われる事が多く、直接向かい合ってなくても問題がないようです。

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