翡翠(ひすい/かわせみ/しょうびん)

「翡翠」とは「緑色の美しい宝石」「美しい緑の羽を持つ鳥」「美しい女性や髪の例え」です。宝石や鳥の一種として「翡翠」の存在は知っていると思いますが、殆どの人はかなり漠然とした知識ではないでしょうか? 現代においては貴重な宝石であり珍しい鳥の「翡翠」について解説をさせて頂きます。

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翡翠の意味とは

「翡翠」の意味は以下の通りとなります。
 (1)「ひすい」と読む場合は、古代中国で宝石とされた特別な石「玉」の中で全体が緑色の半透明でガラス光沢のある硬玉。
 (2)「かわせみ」「しょうびん」と読む場合は、全長約17センチ程度のカワセミ科の鳥の名称。またはカワセミの緑の羽。
 (3)カワセミ科の鳥の別名として「ひすい」と呼ぶ事もある。
 (4)カワセミの羽が美しい緑色な事が転じて、美しい女性や光沢がある髪などの例えを「ひすい」と表現する。
「翡翠」は通常は殆どの場合で「ひすい」と読みますが、状況に応じては「かわせみ」や「しょうびん」とも言います。「ひすい」では万能的な使い方で、宝石「玉」の中でも美しい緑色の硬玉やカワセミという鳥の別名、そして美しく艶やかな女性の例えにもなります。要するに「翡翠」という宝石もカワセミも美しいので、綺麗な女性を称える際にも使うのでしょう。次に「かわせみ」と読む場合はカワセミ科の鳥の名称や総称であり羽の事で、鳥だけの場合は「しょうびん」と読む場合もあります。さらに深堀りすると宝石の「翡翠」は厳密には様々な色がありますがいちばん貴重で高価とされるのが「緑色」で、特に「深緑」の「エメラルドグリーン」は別格であり最高の宝石となります。鳥のカワセミも羽が緑色で美しい姿をしている事から「飛ぶ宝石」とも呼ばれ、そこから「ひすい」とも言われるようになったようです。

翡翠の由来

「翡翠」は古代中国やアステカ文明の中南米などで重宝された宝石です。当時は現在の金以上の価値があったとされ、日本でも縄文時代には「翡翠」が加工され装飾品などで利用されていました。古代中国では特別な宝石とする一方、鳥のカワセミも緑色だった事から呼ばれるようになります。

翡翠の文章・例文

例文1.昔の人は翡翠の宝石を愛しい人にプレゼントしていたのだろう。
例文2.都会を離れて茨城までドライブに出かけ、湖で休憩をしていたら天然の翡翠が飛ぶ姿を目撃でき心底感動した。
例文3.美容室から帰ったきた彼女は翡翠のような雰囲気の髪型に生まれ変わっていた。
例文4.上空を自由に飛ぶ翡翠を眺めていたら心の決心が固まり、外国への移住をする事に決めた。
例文5.翡翠の原石を加工する職人の父に憧れ、同じ道を辿る事にした。
「翡翠」を使った例文となります。

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翡翠の会話例

  • 質問者アイコン

    これが翡翠の宝石かー。初めてみたよ。

  • 回答者アイコン

    素敵でしょう。祖母の形見なの。

  • 質問者アイコン

    何十年も前の物とは思えないね。この輝きは永遠だよ。

  • 回答者アイコン

    そうよね。ところで私たちの結婚だけど、指輪はダイヤモンド以外は受け付けないから。

結婚予定の2人が翡翠の宝石について会話をしています。

翡翠の類義語

「翡翠」の類義語には「宝玉」「水晶」「匂玉」「原石」「玻璃」「瑠璃」「翠玉」などの言葉が挙げられます。

翡翠の対義語

「翡翠」の対義語には「石」「石ころ」「岩」「瓦礫」「ゴミ」などの言葉が挙げられます。

翡翠まとめ

美しい緑色の宝石であり、美しい鳥カワセミなどが「翡翠」です。基本的には「ひすい」と読みますが、鳥の場合は「かわせみ」や「しょうびん」とも言います。また鳥の別名では「ひすい」ともなります。「翡翠」は古代中国などから脈々と受け継がれる歴史と伝統がある特別な宝石で、そこから美しい女性の例えにもなっています。

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