耳が痛い(みみがいたい)
耳が痛いとは、他人の言葉が自分の弱点への指摘や忠告を聞くのが辛い事です。「耳」にまつわる慣用句は非常に多くあるので、少しずつでも覚えていくと、知識の幅が広がっていきます。今日は「耳が痛い」について、意味や由来、例文、類義語などを交えて、わかりやすく解説をしています。
耳が痛いの意味とは
耳が痛いとは、自分自身への指摘や忠告を聞いて、それが苦痛に感じている事を意味しています。また細かく言えば、耳が痛いというのは、それを聞くこと自体が苦痛なわけではなく、相手の発言が正論で反論が出来ない状況の事を指しています。ただ耳が痛い指摘や忠告をしてくれる人はその人にとって重要な人である事がほとんどです。親や兄弟、パートナーや友達、仕事の同僚、学校の先生などがあげられますが、いくら耳が痛くともそういった指摘や忠告を真摯に受け止める事が成長には重要ではないでしょうか。
耳が痛いの由来
耳が痛いの由来は、実際には耳が痛くなるわけではなく、心が痛む状況になる事を比喩した言葉であり、いつから使われているか自体は明確ではありません。
耳が痛いの文章・例文
例文1.実家に帰るたびに両親からは耳が痛い話をされてしまって、自分自身が嫌になる。
例文2.学生時代に耳が痛い事を言ってくれた先生には、今になって感謝している。
例文3.耳が痛いことを言ってくれる人は、本当に自分の事を考えてくれている人だと気づいた。
例文4.彼には耳が痛いことばかり言っているが、彼はまだ自分の才能を自覚していないからだ。
例文5.耳が痛いことばかりを言ってくれた上司の存在が、私を大きく成長させてビジネスマンとして活躍できる様にしてくれた。
耳が痛いの例文になりますが、やはりそういった事を言ってくれるのは常に真剣にその人に接してくれている人だけでしょう。
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耳が痛いの会話例
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学生時代に受験勉強に真剣に取り組んでいなかった僕に耳が痛いことを言い続けてくれた恩師がいたんだよ!
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どんな事を言ってくれたの?
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目の前の欲求に流されて、自ら将来の可能性を閉ざしてはいけない!って勉強に向き合えなくなる度に言ってくれたんだよ。
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あなたの事を本当に真剣に考えていてくれたからこそ、何度も繰り返し言ってくれたんだね。そういった人に出会えた事は財産だね。
受験勉強から逃げ出そうとしていた学生時代に真摯に向き合って、耳が痛いことを言い続けてくれた恩師についての会話文ですね。
耳が痛いの類義語
耳が痛いの類義語としては、「図星」「忠言耳に逆らう」「正鵠」「諫言」「良薬は口に苦し」などがあげられます。
耳が痛いまとめ
人間が生きている上で失敗やうまくいかない事は当たり前にある事です。ただそんな時に耳が痛いことを言ってくれる人が周りにいる事に感謝して、その失敗を糧に自分自身を成長させようとする姿勢が重要です。また耳が痛いことを言ってくれる人こそ、自分自身にとって大きな財産であり、かけがえない存在と言えるのではないでしょうか。