「聖哲」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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聖哲(せいてつ)

「聖哲」とは「知徳に優れ道理にも明るい素晴らしい人」です。どんなに賢くても性格が悪く常識を持ち合わせていなければ、人の上に立つのは難しいですよね。何より人望が薄くなるので人が付いてきません。ですから、賢くてかつ物事の道理をわきまえる能力も高い人こそ本当の意味で「偉大である」として、昔は「聖哲」と呼んでいたのです。

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聖哲の意味とは

「聖哲」の意味は以下の通りとなります。
 (1)知徳が優れ全ての道理が分かる人。知力や徳行に優れ物事の道理に明るい人。
 (2)知徳に優れた「聖」と道理に明らかな「哲」から、知力が高く物事の常識をきちんと理解する人。
”聖”は知識や徳望に優れた「聖人」の略語で「知徳に優れ尊敬される人」、”哲”は識見が高く真理を悟った「哲人」の略語で「道理に明らかな人」、その2つを合わせて「知徳に優れ道理に明らかな人」が「聖哲」です。ですから、単に頭が良いだけでなく、常識が分かり相手の心の痛みなども理解する本当に素晴らしい人物となり、そんな好人物を褒め称えるように「彼は聖哲を備える」「聖哲が高い偉人」「聖哲が優れる」といった形で使われます。また日本の場合はやや珍しいですが人名でも使われ、その場合は「まさあき」や「きよのり」や「きよあき」と読ませます。一方、古代中国で誕生した言葉という事から現在でも中国では地名や会社名などで人々に馴染みがあり、日本ではそこまで頻繁に使われたり日常に溶け込んでいるとは言い難いとも感じ取れます。

聖哲の由来

「聖哲」の由来は古代中国・六朝時代の中国語声調を4種類に分類した「四声」で誕生した言い伝え「天子聖哲」からとされています。文献では平安時代の漢詩文集「経国集」などに文言が記されています。

聖哲の文章・例文

例文1.父は地方公務員として市民の為に日夜働く大変優秀な聖哲その者だったが、酒の席で羽目を外しすぎて相当な問題行動を起こし自宅待機を命じられたが結局は首にならず、家族全員で民間ならとっくに処分されていたので親方日の丸の恩情にホッとした。
例文2.中国には聖哲保身という賢い人は身を誤らないとする四字熟語がある。
例文3.国家が聖哲な判断がされたので、我々人民は全員が従った。
例文4.彼はいつも聖哲な選択をしてどんな時も間違わない。
例文5.聖哲を備えるほど優秀な人材が中途採用で我がブラック企業に入社してきたが、3か月もしないで嫌気が差して途中でバックレるだろう。
「聖哲」を使った例文となります。

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聖哲の会話例

  • 転職するかそれとも残るか? どっちを選択するべきか? 悩むなー。

  • こういう時って聖哲や賢明な人ならどうするんだろうね?

  • それは優秀だから一瞬で判断ができるんだよ。どちらの選択が正解で、どっちが誤りか。

  • でも人生って失敗を経験した方が良いこともあるよね? えーと、糧になるっていうじゃない。って事は聖哲ならわざと誤ったりもするのかな?

このまま会社に残るか転職するかで揺れるという会話内容です。

聖哲の類義語

「聖哲」の類義語には「賢明」「聖者」「智者」「聖人」「賢哲」「偉人」などの言葉が挙げられます。

聖哲の対義語

「聖哲」の対義語には「暗愚」「愚昧」「愚か者」「愚鈍」「のろま」「阿保」「蒙昧」などの言葉が挙げられます。

聖哲まとめ

高い知力や徳に優れた素晴らしい人物が「聖哲」です。賢いだけでなく人の為にも働ける徳をもっているので、道理にも明るいとなります。そんな誰もが認め万人から尊敬される偉人が「聖哲」なので、男性の名前としても使われたりしています。

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