肝試し(きもだめし)
日本の夏といえば、というものの一つに「肝試し」があげられるでしょう。日常生活の中で何気なく肝試しと呼んでいましたがそもそも肝試しとは何なのでしょうか。お化け屋敷へ行くのとは違うのでしょうか。今回は「肝試し」という言葉がどういう意味なのかに関して解説をするので、日本の夏の風物詩に関して理解を深めてみてください。
肝試しの意味
肝試しというのは、恐怖感のある場所へ行ってその人がどれだけその恐怖感に耐えられるかを試す、日本伝統の度胸試しのためのゲームです。お化け屋敷といったものはアトラクションとしてテーマパークに人工的に造設された施設になりますが、肝試しは墓地や廃ビルなどの自然にできた場所を利用して行うことが一般的です。そのため、墓地であればそこに眠っている死者に対しての恐怖心が、廃屋や廃ビルであればその場で死んだ人の霊が現れるのではという恐怖感が生まれるため、お化け屋敷よりも度胸が試されます。
ただし、一般的に自殺や殺人といった人がなくなるような事件や事故がきっかけで無人となった家屋に対しても「お化け屋敷」と呼ぶことがあります。
肝試しの由来
肝試しの起源は平安時代にあるとされており、平安時代の末期に書かれた「大鏡」には当時の花山天皇が藤原兼家の3人の息子に、鬼が出ると言われた屋敷に行かせたことが由来とされています。
肝試しの文章・例文
例文1.今年は廃ビルで肝試し大会を行おうと思っている
例文2.墓地で肝試しを行うのは罰当たりな感じがする
例文3.ホラーが苦手だから、肝試しには行きたくない
例文4.肝試しが楽しみで仕方ない
例文5.肝試しのための準備を行う
肝試しはその環境をそのまま利用するやり方や、アトラクションのように仕掛けを施して行うものがあります。
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肝試しの会話例
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今年もいつもの場所で肝試しをやる予定だけど、君も行くでしょ?
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もちろんそのつもりだよ。
でもあの場所苦手なんだよね。 -
去年もそんなこと言ってたよね?何にもなかったけど?
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何となく、怖いっていうよりは嫌な感じがして…
一般的に霊感と呼ばれるような特殊な感覚を持っている人は、そうした場所で何かしらの影響を受けることがあるようです。
肝試しの類義語
肝試しの類義語としては、「お化け屋敷」や「怪談」や「百物語」と言ったような言葉をあげることができます。
肝試しまとめ
日本の文化である、肝試しという言葉について解説をしました。文化や遊びであるとはいえ、墓地や廃屋で死者を弄ぶような行為はご法度なので、気をつけて行うようにしましょう。