「脛をかじる」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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脛をかじる(すねをかじる)

「脛をかじる」とは、子供が経済的に自立できずに、親に養われている状況のことです。ここでの子供とは、幼い子供のことではなく、何歳になっても親の子供であることに変わりはないという意味での子供なので、成人になっても働かずに親に援助してもらっている人のことを指しています。今回は、そのような「脛をかじる」について解説していきます。

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脛をかじるの意味とは

脛をかじるの意味は、子供が仕事をしていないなどで経済的に自立できず、いつになっても親に援助してもらっていることです。この言葉は、「親の脛をかじる」とも言われます。冒頭でも説明した通り、ここでの子供とは、学生や幼い子供のことではなく、ある程度の自立すべき年齢になっていても働かないなど自立できておらず、親にいつまでも援助してもらっている人です。アルバイトであれば、高校生や大学生から始めることもできますが、学生はそもそも学業が本分であり、中には高校ではアルバイト禁止の校則も多くあります。また、仮にアルバイトをどれだけしていたとしても、自立できるほどの収入はありません。そのため、学生や幼い子供に対しては脛をかじるという表現はあまり使われることはありません。因みに、脛をかじるは英語で「sponge off」と表記されます。「sponge off」とは、働くことなく親にお金をせびるという意味になります。

脛をかじるの由来

「腕一本(うでいっぽん)、脛一本(すねいっぽん)」という言葉が由来となっています。ここでの「腕」とは、技能があることを表しており、「脛」は労働できることの象徴を表していました。「腕一本、脛一本」の意味は地位や財産がなく、自身以外に頼れるものがいないという意味ですが、脛をかじるとは、この言葉が元となっており、自立できずに親や他人に頼って養ってもらうという事です。

脛をかじるの文章・例文

例文1.脛をかじって生きていた分、これからは親に恩返しをできるように働く。
例文2.30歳になっても、いつまでも親の脛をかじって生きている息子に呆れる。
例文3.自分が親になった時には、どれだけ子供が脛をかじるか楽しみでもある。
例文4.親の脛をかじってでも、医者になる夢をかなえるために浪人する。
例文5.いい加減脛をかじっていないで働いてほしいと思う。
脛をかじるを使った例文になります。例文3では、親目線の例文になりますが、今テレビでもよく見かける予備校講師の修先生が似たようなことを言っていたのが印象に残っています。

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脛をかじるの会話例

  • 最近お兄さん元気にしてるの?

  • ずっと家にいるよ。せっかく大学卒業したのに、やりたいことが見つからないとか言って親の脛をかじりながら生きてるよ。

  • そうなんだ、やりたいこと見つかるといいね。

  • 全く呆れるよ。私はあんな風にならないように頑張るわ。

大学卒業後、就職せずに親の脛をかじっている女性のお兄さんについて話している様子ですね。

脛をかじるの類義語

脛をかじるの類義語は、「父母の膝下にある」「親がかり」などです。

脛をかじるの対義語

脛をかじるの対義語は、「自立する」などです。

脛をかじるまとめ

脛をかじるとは、自立せずに親に頼って生きているということでした。親に迷惑をできるだけかけないようにも、できるだけ自立して、あまり親の脛をかじらないように生きたいですね。

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