腐っても鯛(くさってもたい)
腐っても鯛とは、良いものは多少悪い状態になったとしても良いものであるという意味です。鯛というものは、昔から縁起のいいものとされており、そんな鯛腐ったところで縁起のよいものに変わりはない、そんなことから転じて今の意味で使われるようになったと言われています。今回は、そんな腐っても鯛について意味や由来、使い方、類義語などを見てマスターしていきたいと思います。
腐っても鯛の意味とは
腐っても鯛とは、良いものは多少悪い状態になったとしても良いものであるという意味です。腐っても鯛は例えです。そのため、本来の価値が高くちょっとやそっとのことでは価値が落ちないようなものに対して使われる言葉です。覚えておくといいと思います。
腐っても鯛の由来
腐っても鯛の「鯛」は「めでたい」というように縁起がいいとされています。そのため、腐っても鯛であれば縁起がいいとされたため、今の意味で腐っても鯛が使われるようになったと言われています。
腐っても鯛の文章・例文
例文1.腐っても鯛というようにこの時計は月日が経とうとも変わらずに価値をもっている。
例文2.いくら年老いたとはいえ、腐っても鯛だ。彼の生み出す作品には多くの人が今もなお魅了されている。
例文3.その絵画は腐っても鯛だけあってどんなに、傷がついていたとしても高値で取引される代物だ。
例文4.腐っても鯛。元プロサッカーで、62歳になったとはいえ今でも物凄い足元の技術を持っている。
例文5.全盛期に比べれば、動きは鈍ってしまったものの腐っても鯛だけあって今もなお現役の選手とわたり合っている。
これらから腐っても鯛という言葉は、悪い状態になっても良いものであるということを表すことができます。
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腐っても鯛の会話例
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アイドルとして昔から活躍していて40歳過ぎた今でもアーティストとして活躍している彼女は凄いよ。
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そうだね。人間は月日ととも衰えていくものだから声帯や体力だって限界も近づいてきてるだろうに。
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まさに腐っても鯛だね。それに彼女は努力をして今もなおファンのことを第一に考えて活動しているから凄いと思うよ。
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確かにそうだね。私も彼女を見習って年齢を理由に諦めることをしないように決めたよ。
これは、昔から活躍している芸能人について話している様子です。
腐っても鯛の類義語
腐っても鯛の類義語には、「破れても小袖」「切れても絹切れ」「沈丁花は枯れても芳し」などがあります。
腐っても鯛まとめ
腐っても鯛という言葉は物事やものだけでなく、人に対しても使うことのできる言葉です。才能や能力に秀でた人は多少衰えたても実力を十二分に発揮することがあります。そんなときには、腐っても鯛という言葉が使えるので是非覚えておくといいと思います。