「腰が抜ける」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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腰が抜ける(こしがぬける)

「腰が抜ける」とは「実際に腰の関節が外れる事と、まるで腰が外れるぐらい驚いた喩え」です。小心者だと人気のない道を歩くだけでも怖いそうで、そこで突然物音がしたり野良猫でも出現すればそれは心臓が止まるほどになってしまい、そんな様子を表現したのが「腰が抜ける」です。

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腰が抜けるの意味とは

「腰が抜ける」の意味は以下の通りとなります。
 (1)腰の関節が外れて力が入らず立てなくなる症状。腰の骨が外れて座り込んでしまう事。
 (2)腰の関節が外れる喩えから、驚きや恐怖から腰に力が入らず立てない状態。
 (3)本当に驚いた状態や言葉を失うほどビックリした状態の喩え。
 (4)意気地がなくなる、気力が挫けるなど挫折した様の喩え。
体の腰の関節が外れてしまう事と、そんな状態を驚きや恐怖の喩えや気力が挫けたと表したのが「腰が抜ける」です。ですから、実際に腰が抜けてしまう症状とその比喩表現になりますが、その多くは後者となるのが一般的です。腰の関節が外れて立ち上がれず座ったままなどはまず滅多に有り得ませんが、逆に言うならそれぐらいの驚き・予想外の出来事が起こったとして過剰表現で「腰が抜ける」となります。使い方としては、「突然ワッと驚かされて腰が抜けた」「腰が抜けるように倒れ込んだ」「給料の少なさに腰が抜けてしまった」といった風になります。

腰が抜けるの由来

「腰が抜ける」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては室町時代の軍記物語「義経記」や江戸時代の「説経節」の「説経さんせう太夫」などに文言が記されています。

腰が抜けるの文章・例文

例文1.アルゼンチン国民は2点リードの圧勝から同点にされた時は腰が抜けるどころか、フットボールの神様を呪った事だろう。
例文2.アパートの隣部屋から夜中になると決まって悪霊らしきうめき声が連日聞こえ、最初は腰が抜けるほど震えていたが今はもう寝る時間の合図にしている。
例文3.ボーナスが半減し給料も2割カットされ腰が抜けたが、まあ生きているしYouTube収益もあるからいいやと思った。
例文4.接骨院で施術を受けたら逆に悪化して腰が抜けるほど力が入らないが、これも試練だと何とか踏ん張って乗り越えている。
例文5.あれだけ日本を立て直すと国民に強気なメッセージを送りながら、最終的には増税に踏み切る愚策に腰が抜けて眩暈もしたので海外脱出を本気で考え始めた。
「腰が抜ける」を使った例文となります。

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腰が抜けるの会話例

  • W杯の決勝は凄かったー。

  • エムバペのヘディグワンツーからのボレーシュートは、サッカーの歴史に残る超絶ゴールだったわね。

  • あれが決まった瞬間、世界中のアルゼンチンファンは腰が抜けただろうね。ああ、これでW杯が終わったと。

  • 完全にフランスの流れだったけど、結局はアルゼンチンが優勝してメッシが神様になってハッピーエンドでめでたしめでたし。

サッカーW杯の決勝についての会話です。

腰が抜けるの類義語

「腰が抜ける」の類義語には、「度肝を抜かれる」「目を丸くする」「茫然」「力が入らない」「萎える」「及び腰」「気が動転」「仰天」「心臓が止まるかと」などの言葉が挙げられます。

腰が抜けるの対義語

「腰が抜ける」の対義語には、「蛙の面に水」「腰を据える」「平気」「平静」「泰然」「肝が据わる」「度胸が据わる」「腰の据わった」「揺るがない」などの言葉が挙げられます。

腰が抜けるまとめ

「腰が抜ける」は腰の関節が抜け座り込んだ状態から、それぐらいの出来事に遭遇して大変驚いている事です。驚きのあまり腰に力が入らず、そんな情けない姿と喩えています。よって、最も驚いた表現が「腰が抜ける」となります。

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