「腹ごなし」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

腹ごなし(はらごなし)

｢腹ごなし｣とは｢消化を助けるとして健康効果が期待される食後の軽い運動｣です。お腹が一杯になると眠くなりますし、お酒が入れば尚更で面倒な事をしたくなくなりますよね。しかし、これでは体にはあまり良くなく、血糖値の上昇を抑える為にも｢腹ごなし｣は率先してやった方が良いとされています。

腹ごなしの意味とは

｢腹ごなし｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)食後に軽く運動をして消化を助ける事。
　(2)｢腹熟し｣｢腹熟｣とも書き同義。
”腹”は｢胃腸｣｢胴体の後半部｣｢腹部｣、”ごなし(熟)”は｢細かくする｣｢砕く｣｢食物の消化｣で、文字通り取れば腹に入った食べ物を消化するのが｢腹ごなし｣です。消化をするには軽い運動とされるので、散歩や体操などをしてカロリーを消費させる行為が俗に言う｢腹ごなし｣となります。しかし、注意しないと逆に消化不良に繋がるので、食後といっても30分程度は時間を置いてそこから散歩程度の軽い運動に留め、息切れがするような激しい運動は控えた方が無難です。

腹ごなしの由来

｢腹ごなし｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては江戸時代後期の滑稽本｢浮世風呂｣(1809〜13年)などに文言が記されています。

腹ごなしの文章・例文

例文1.夕食を食べてお腹一杯になったので、腹ごなしに散歩をする事にした。
例文2.腹ごなしのウォーキングを始めて3年以上経過するが、帰ってきてから晩酌をするので体重は増えて健康診断でも引っ掛かり碌な事がない。
例文3.週末はいつも夕食にこってりラーメンを食べ、腹ごなしという言い訳で近くの弁当屋まで歩いて唐揚げ弁当大盛を買って帰るのが習慣になっている。
例文4.腹ごなしに夫婦でヨガをしているが、不思議な事に二人の体重は年々増え続けている。
例文5.久しぶりに腹ごなしの運動をしたら腰を痛めてしまった。
｢腹ごなし｣を使った例文となります。

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腹ごなしの会話例

• 

  明日は久しぶりにバーベキュー。今から楽しみで仕方がないな。
• 

  あなたはバーベキューが大好きだものね。
• 

  その時ぐらいしか、父親らしい姿を見せられないだろう。それより、ちょっと待てよ。今から腹ごなしの運動をしてくるかな…。
• 

  明日に備えて、今から運動するっておかしいでしょう。余計な事をしないで、早くお風呂に入って下さい。

バーベキューを行う前日の夫婦の会話です。

腹ごなしの類義語

｢腹ごなし｣の類義語には、｢軽く体を動かす｣｢ウォーミングアップ｣｢準備運動｣｢食後運動｣などの言葉が挙げられます。

腹ごなしの対義語

｢腹ごなし｣の対義語には、｢食前運動｣｢食事前運動｣などの言葉が挙げられます。

腹ごなしまとめ

｢腹ごなし｣は食事が終わった後に軽く運動をして消化を助ける事です。一般的には軽めの散歩や体操などが｢腹ごなし｣となり、息切れをするような激しい運動は健康的にも要注意で推奨されていません。