自治厨(じちちゅう)
自治厨という存在は、主導権、マウント、俺様ルールといった言葉と非常に結び付きが強い言葉と言えるでしょう。言葉通りに説明するならば「自分勝手にその場を治めようとする」存在のことを指し示した言葉になります。ネットスラングである「厨房」の厨という字が入っていることからも、ネット上で用いられる言葉になるのですが、今回はそんな現実で出会ったらまず間違いなく皆嫌な気持ちになるであろう「自治厨」という言葉について、深く掘り下げたいと思います。
自治厨の意味
この厨という意味はネット掲示板上で人として未熟、幼い言動を取る「中学生のような言動を取る」人に対して「中坊」。そこから誤変換が元となって「厨房」という形での蔑称表現。そこからさらに転じて「中毒・中毒者」という意味を持つ言葉としても用いられており、この言葉が語尾に付いていることから、自治厨とは「特にルールが存在していない環境に自分なりのルールを持ち込み、強要する行為をときに頻繁に行う者」のことを指し示した言葉となっております。
自治厨の由来
自治厨という言葉の由来は不明ですが、この言葉に含まれている「厨」という表現は1996年12月16日、「あやしいわーるど」という掲示板の中に「The 厨房」という投稿者が存在していたことが記録として残っていたことから、この言葉は1996年には概念として存在していたことが解ります。
自治厨の文章・例文
例文1.自治厨が現れた。
例文2.実際出会ってみると本当面倒な存在だ、自治厨。
例文3.リーダーでもなんでもないのに俺様ルールを求める彼は現実の自治厨と言えるだろう。
例文4.自治厨のせいで今日の祝いの席の主役がかわいそうだ。
例文5.みんなで協力して自治厨を排除した。
リーダーは必要な場面では必要な存在でありますが、そうでない場面においては自治厨という悪役にしかならないものです。
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自治厨の会話例
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昨日、いつものネット掲示板見てたら珍しく自治厨が騒いでいたんですよ。
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自治厨ってどういう感じなのですか?
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一言で表して「余計な規律を持ち込んで自由を壊す存在」です。
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それは、怖いですね。
人に不快な思いをさせてしまうルールを持ち込めば、誰しも自治厨となります。
自治厨の類義語
自治厨の類義語として「自己中心的(じこちゅうしんてき)」や「自分勝手(じぶんかって)」といった言葉が挙げられます。
自治厨まとめ
この言葉、「ジャイアニズム」といった言葉にも似ているものかもしれませんね。現実で一番近い状況例としては「鍋奉行」といった存在であるかもしれません。
他にも「仕切りたがり」など色々表現できる言葉ではありますが、兎にも角にも現実で存在していたら厄介極まりない存在であり、このような存在がインターネット上にも存在していること自体、知らなかった方もいらっしゃるかもしれませんね。現実においてもネット上においても、出会わないことこの上ない存在であると言えるでしょう。