舌鋒鋭い(ぜっぽうするどい)
意味は毒舌に近いものなのですが、「舌鋒」という言葉ご存知でしょうか。知らないという方も多いですが、稀にですがニュース番組の報道で「舌鋒鋭い言い方」「舌鋒鋭い指摘」という風に使われることがあります。日本人でもあまり聞かない「舌鋒鋭い」という言葉についてこれから解説していきます。
舌鋒鋭いの意味
言葉つきの鋭いことを矛先にたとえていう言葉になります。
つまり、話す内容は的確であるがストレートに厳しい意見をする人に対して使われます。
舌鋒鋭いの由来
刃先の尖ったところや切削いだ物の先という意味の「鋒(ほこ)」を、鋭い弁舌や議論をする事に例えて「舌鋒鋭い」という言葉が生まれたとされています。
舌鋒鋭いの文章・例文
例文1.少し相談したいだけだったのに舌鋒鋭い意見で悲しい気持ちになってしまった
例文2.そんなに舌鋒鋭い言い方をしていると嫌われるよと姉に注意を受けた
例文3.全く意識していなかったけど舌鋒鋭い言葉使いらしく同僚に怖いと言われた
例文4.そんな舌鋒鋭い言い方しなくてもいいじゃないかと喧嘩した
例文5.舌鋒鋭いコメントをしてくるのであの上司にには極力質問したくない
素直で直接的で厳しい意見をする人が好き、という人もいないわけではありませんが、舌鋒鋭いというのはとてもネガティブな言葉で人が離れていってしまう原因になりかねないので舌鋒鋭くならないようにした方がいいかもしれません。
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舌鋒鋭いの会話例
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お、この番組お前好きって言ってたよな。どこが好きなの?
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司会やってるタレントさんが好きで見てるのよ。
言葉使いは悪いけど頭の回転がものすごく早くてね、その舌鋒鋭いコメントにいつも説得力あるって話題になるんだよ。 -
そうなんだ、まあ確かにそうだけど、もう少し言い方優しかったら俺も好きになれるのになぁ。
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まぁ、舌鋒鋭い言い方って賛否両論あるよね。
舌鋒鋭いコメントしていても毒舌タレントとして成功している人も多数いますね。良いも悪いも素直な反応をしてくれるとして人気が出ています。
舌鋒鋭いの類義語
類義語には「歯に衣着せぬ」や「忌憚なくいう(きたんなくいう)」などのことわざや「辛辣」「容赦のない意見」「厳しい批判」などが挙げられます。
舌鋒鋭いまとめ
上記の「毒舌」や「歯に衣着せぬもの言い」などはよく聞く言葉かもしれませんが、舌鋒鋭いはあまり使われない言葉で、知っていると日本語をよく勉強しているんだなという印象を持たれるます。言い方がストレートで厳しい方というのはたくさんいます、注意する時や人に話す時「舌鋒鋭い」と使ってみてはいかがでしょうか。