良妻賢母(りょうさいけんぼ)
日本の女子教育の中心理念の一つとされてきた「良妻賢母」という言葉、妻であり母である女性の理想像を表すものとなっております。様々な場面で「良妻賢母とはあの人のことね」というように用いられることがありますが、「良妻賢母」とはどのような女性を表しているのか、解説していきたいと思います。
良妻賢母の意味
夫にとって良き妻であり、子にとって賢い母という意味です。
夫の仕事や生活のサポートもして、子の教育や躾もしっかりできる母親であるということを指しています。
良妻賢母の由来
明治時代に結婚相手や女性の目指すべき姿として、夫に従いサポートを惜しまなず、この教育や躾がしっかりとできる賢い母になるという意味の「良妻賢母」が広まりました。
良妻賢母の文章・例文
例文1.私の母は誰が見ても良妻賢母だと言える素敵な女性だ
例文2.仕事で忙しくなかなか家にいないが家族は良妻賢母だと言ってくれる
例文3.私は良妻賢母を目指して頑張る
例文4.必ずしも良妻賢母でなくてはいけないわけではない
例文5.良妻賢母だと言われたかったが私には難しかったようだ
女子校などで良妻賢母を学校の理念に掲げているところもあるようです。
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良妻賢母の会話例
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この間の会社のイベント、妻がとても楽しかったと言っていたよ、誘ってくれてありがとう。
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奥さんとても素敵な人ね!いつもお弁当作ってくれるんでしょう?
子どももまだ小さいのに行儀良くて教育がしっかりされているのね、みんなが話には聞いてたけど本当に良妻賢母なんだねってあなたを羨ましがってたわよ。 -
そうんな風に言ってくれると嬉しいよ。大変なのにいつも楽しそうにしてるから、僕も頭が上がらなくてね。
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本当に羨ましい限りよ。私もああいう素敵な女性なりたいわ。
会社のイベントに妻と子供を連れていき会社の人に羨ましがられている男性と良妻賢母に憧れる女性の会話になります。
良妻賢母の類義語
現代風に「できた嫁」「スペシャルママ」、逆にした「賢母良妻」などがあげられます。
対義語には「鬼嫁鬼母」があげられます。
良妻賢母まとめ
もちろん、良妻賢母でなくてはいけないという思想は今どきはありませんのでこれが難しい人でも妻、母になることはできますし、悪になるわけではありません。それに現在は共働きをしている人も多く、女性だけでなく男性がサポート、教育に回っていたり、両親やきょうだいなどの家族が教育に携わっている場合が多くなっています。家族のあり方は徐々に変わっていますが、夫や子にとって「素敵な人」であれば、良妻賢母と言えるのではないでしょうか。