「色眼鏡」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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色眼鏡(いろめがね)

「色眼鏡」は色が付いた眼鏡でも決して間違いではなく、時にはサングラスなどを指していますが、一般的には偏見などを意味する言葉として使われています。学生時代に担任から、色眼鏡で見られていたと苦々しい思い出がある人も多いのではないでしょうか? しかし、「色眼鏡」がなぜこのような偏見を意味する言葉となったのか、その経緯なども含めて解説となります。

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色眼鏡の意味とは

「色眼鏡」の意味は以下の通りとなります。
 (1)サングラスなどレンズが色付いた眼鏡。
 (2)偏見や先入観で人や物を判断、見てしまう事。
 (3)偏った考え、固定観念に囚われた見方しかできない。
 (4)柔軟や適切や平等な見方・思考ができない。
先ほども少し触れましたが、一般的には「色眼鏡」をサングラスと受け取る人は少数派で、大多数は偏見や先入観で人や物を判断する意味と捉えます。「あの人は色眼鏡で判断するので有名だ」などの
使い方ができ、また比喩表現としても有名です。色が付いた眼鏡(サングラスなど)では、世の色(中)が正しく見られないので、そこから偏見があるという意味で使われるようになったと、言われています。

色眼鏡の由来

「色眼鏡」の正確な由来などは、残念ながら不明です。「メガネ」とするなら13世紀頃とされますが、レンズまで遡ると紀元前700年とされています。有名なのはイタリアが誇るローマ皇帝ネロで、剣闘士による死闘をメガネを掛けて観戦していたと伝えられています。日本にメガネが入ったのは16世紀とされ、1551年に宣教師フランシスコ・ザビエルが西日本最大の大名と異名をとる大内義隆に、メガネを献上したとされています。この様な経緯があり、「色眼鏡」という言葉が誕生したと推測されます。

色眼鏡の文章・例文

例文1.若い時は血気盛んで、社会を色眼鏡で斜めに見ていたが、中年になっると素直になり物事の本質が分かるようになった。
例文2.田舎なのでファッションが派手だと、色眼鏡で見られる事が多い。
例文3.最も色眼鏡で判断されやすいのは、タトゥーを入れる事ではないか。
例文4.昔はいい年になっても、結婚しないで独身でいると、職場や親戚一同から色眼鏡で見られたものだ。
例文5.色眼鏡はダメだと知りつつも、知らずに自分自身もしてしまっている。

「色眼鏡」を使った、良くある例文パターンです。

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色眼鏡の会話例

  • 髪の毛を染めようと思うんだけど…

  • カッコいいじゃん。いつ、染めるの?

  • いやー、その髪を見ると両親が大反対と大反発をしそうでね。だから躊躇している。

  • 髪を染めるのは不良、アウトローと色眼鏡で見ているんだね。確かに両親は面白くないかも知れないけど、若い時しか出来ないから派手な色に染めた方がいいよ! 後で後悔するよ。でも、似合うかどうかは分からないよ(笑)

「色眼鏡」で見る両親なので、髪を染めるのを躊躇する男性と、好きなように染めるべきとする女性の会話です。

色眼鏡の類義語

「色眼鏡」の類義語には、「偏見」「先入観」などの言葉が挙げられます。

色眼鏡まとめ

「色眼鏡」はサングラスを意味する言葉でもあり、そこから色が付いたレンズで世の中を見ると正しく見られない事から、偏見や先入観で物事を判断する喩えとして用いられる表現です。偏った考え、思い込みが激しく判断する人に、「色眼鏡で見ている」と使えます。

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