若葉(わかば)
「若葉」とは「生え出たばかりの新しい葉で、若者・子供・青さ・新しさなどの例え表現」です。紅葉時期の山登りもいいですが、新緑を感じる春に出向くのもまた格別ですよね。そこには青々とした若葉が日差しを受けて空気もおいしく、初夏を感じさせてくれます。ストレス発散にはピッタリですが、そんな新しい葉と転じて若者や青さなどが「若葉」となります。
若葉の意味とは
「若葉」の意味は以下の通りとなります。
(1)生え出たばかりの草木の葉。草木の新しい葉が出る事。
(2)草木の新しい葉が転じて、若者・子供・青さ・新しさなどの例え表現。
「若葉」は文字通りに「若い葉」として生えてきたばかりの葉であり、初夏の瑞々しい季節感を出しています。そこから、大自然として「美しい若葉の色彩」や「若葉を感じる旅に出る」といった形もありますが、若者や子供や青さや新しさなどの例え表現になります。接客業なら新人に「若葉マーク」を貼ったり、十代や二十代といった人達を「瑞々しい若葉」としたり、純粋といった意味の青さを「若葉」と表現します。また、女性の名前や飲食店など様々な店名に全国各地に点在する地名でも「若葉」は珍しくなく、それぐらい我々の生活の一部となっている言葉です。新しく出た葉は今後の成長に期待感があるので、そんな思いから「若葉」が多用されているようです。
若葉の由来
「若葉」の由来はおそらく新緑からの生え出た葉からと推測できます。文献としては平安時代中期の長編物語「源氏物語」などに文言が記されています。
若葉の文章・例文
例文1.「あの若葉の頃に戻りたい」と毎日布団の中でお願いをするが、絶対に叶う事はなくまたこうして一日が経過していく。
例文2.トヨタの高級な新型車に若葉マークが付けてあると、免許取り立ての田舎の若者が金持ちの父親に買ってもらったのは火を見るよりも明らかだが、得意気に乗り回していると危ない輩にマークされ自宅までバレてしまう危険があるとは理解できないおつむなようだ。
例文3.ソロキャンプをして料理を作り酒を飲みながら若葉を感じるのが最高に幸せと、今日も見えない敵である幸せな家族相手に強がってしまった。
例文4.入社式には大学を卒業したばかりの量産型若葉が大勢集まり、双子のようなまったく同じスーツを着こなした無個性で「会社を引っ張って発展に貢献する」と口にするのだから、常識にとらわれ親と教師の言う事だけを守り続けて安全最優先で生きてきた人達の考えは理解に苦しむ。
例文5.何年も服役する刑務所の庭にも新緑の若葉が彩り、悪党共が休憩時間に深呼吸をしては季節を感じて、出所後は一から若葉に戻ったつもりで悪事をさらに働き、またこの匂いを嗅ぐように再収監される。
「若葉」を使った例文となります。
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若葉の会話例
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俺ってそんなにナイーブというか純粋に見える?
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うーん、まあ都会に染まってはいないから…、若葉って感じ。そう、あなたは若葉よ。
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なんかバカにされている気がするな。俺だってパチンコしたり酒飲んだりしているのに、子供扱いかよ。
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怒らないでよ。顔が童顔だから若いって意味での若葉よ。
年齢の割に若く見られる事を気にする男性と知人女性の会話です。
若葉の類義語
「若葉」の類義語には「青葉」「青翠」「万緑」「新緑」「草葉」「子葉」などの言葉が挙げられます。
若葉の対義語
「若葉」の対義語には「枯れ葉」「落ち葉」「落葉」「朽葉」「落花」などの言葉が挙げられます。
若葉まとめ
草木から出たばかりの新しく柔らかい葉が「若葉」です。その生え出たばかりの新鮮さから、新人・若者・青さ・子供などの例え表現ともなっています。若さや子供とは今後も成長をする可能性を秘めているので基本的には「若葉」は良い意味ですが、純粋といった「青さ」で用いると不快に感じる人もいるでしょう。