「苦学力行」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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苦学力行(くがくりっこう)

「苦学力行」は若い方は知らなくても、高齢の方なら大概は知っていると思われます。昔苦労をしたなら、尚更でしょう。もし意味を知らなくても、文字からある程度は理解できませんか? 若い方でも大学などの奨学金返済で苦労しているなら、今回の四字熟語が骨身に染みて共感できるでしょう。

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苦学力行の意味とは

「苦学力行」の意味は以下の通りとなります。
(1)自ら働いて学費を稼ぎ、学校や学業に励む。働きながらも苦労してでも勉強をする。
(2)苦労や努力をして必死に勉強をする姿勢から、物事に懸命に取り組むという喩え。
(3)”苦学”は苦労しながら勉強する、”力行”は懸命に努力する、努力しながら行うという意味で、二つを合わせて(1)や(2)の意味となる。

学費を払う為に働きながらでも、学業に励むのが「苦学力行」です。口にするのは簡単ですが、実践するのは困難であり、だからその大変さから物事を懸命に取り組む姿勢や努力とする喩えとしても使用されます。今回の「苦学力行」のような意味を持つ四字熟語は大変多く、そこには昔の中国でも、困難に負けないで頑張れというエールを偉人達が送っていたと憶測できます。また、どんな時代でも楽に何かを手に入れる事はできないと、教えられている気がします。

苦学力行の由来

古代中国の歴史書「晋書」の「車胤伝」にある「苦学力行」を使った漢文が由来となります。

苦学力行の文章・例文

例文1.叔父は夜間大学を働きながら卒業し、その後は起業をして成功した尊敬に値する人物です。間近に苦学力行を実践した人がいるのは心強い。
例文2.看護師などは苦学力行という形を取るのが当たり前だそうだ。
例文3.父親がリストラに遭い、家計を支える為に高校時代からバイトをするのが当たり前なので、人から苦学力行だねと感心されても特別何とも思わない。
例文4.クラス一優秀な生徒が、毎朝新聞配達をしている苦学力行という実態を担任の私しか知らない。
例文5.一度は就職したが、その後はどうしても勉強がしたくなり大学に入り直したのは、苦学力行という生き方も悪くないと思い直したからだ。

勉強の為に苦労するという解釈で「苦学力行」を使ったいくつかの例文です。

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苦学力行の会話例

  • 学生時代にバイトをしていました?

  • 実家はあまり裕福じゃなかったのに、無理して大学行ったからずっとバイトばかりだよ。

  • 俺も一緒です。普段は平気だけど、試験前とかはきついですよね。

  • 二人とも、大学時代は苦学力行という感じだったんだね。その割には、今の性格は全然違うね。私はまじめだけど、あなたは遊び人みたいになったよね。

大学時代はバイトと勉強の「苦学力行」だったという会話をしています。

苦学力行の類義語

「苦学力行」の類義語には、「蛍雪之功」「悪戦苦闘」「韋編三絶」などの言葉が挙げられます。

苦学力行まとめ

「苦学力行」とは、働いて学費を稼ぎ学業に励むという意味で、そこから一生懸命に努力や勉強をするべきで、物事に懸命に取り組むという教えや喩えとして使用されます。

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