「荒唐無稽」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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荒唐無稽(こうとうむけい)

本を読んでいるとどのような意味の言葉なのか、分からなくなることがあります。「荒唐無稽」もぱっと頭に内容が思い浮かびにくい、難易度の高い言葉のひとつ。荒唐無稽の正しい読み方と意味や由来について解説していきましょう。

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荒唐無稽の意味とは

荒唐無稽【こうとうむけい】とは、全くの事実無根で嘘ばかり…という意味があります。具体的な証拠や確証がないのに、大げさに話している様子を表しています。良い意味か悪い意味かで言うなら、あまり良くない意味として用いられます。

荒唐無稽の由来

荒唐無稽は中国の書物「荘士」と「書経」から来た言葉です。書経の一説には、無稽についての一文があり「ウソか誠かよく分からない内容の話については、絶対に耳を傾けてはいけない」と記載してあります。書経は中国の武将の心構えが記された書物ですが、人としてどうあるべきか記載された荒唐無稽の下りは大きな注目を集めています。

荒唐無稽の文章・例文

例文1.その話は荒唐無稽かもしれないよ。
例文2.彼の言っていることは、いつも荒唐無稽だ。
例文3.またご近所で油売っていたの?荒唐無稽な話にはご用心よ。
例文4.荒唐無稽なプランに見えるので、白紙に戻してください。
例文5.荒唐無稽な風評被害が、被災地を苦しめている。
根も葉もない噂話に尾ひれが付くと、どの話が本当なのかよく分からなくなることもあります。逸話を聞いたときはその話の真偽を、自分なりに確かめる作業が求められます。

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荒唐無稽の会話例

  • お兄さんが、また会社を立ち上げるそうよ。

  • この前起業に失敗したのに、また?大丈夫かな。

  • 今度は、飲食にまつわるビジネスだそうよ。

  • 荒唐無稽な発想だな。見てられないね。

兄の開業について話をしている、弟夫婦。物事を始める時には、周囲にその内容を理解してもらえるよう用意周到に準備をおこなう必要があります。

荒唐無稽の類義語

荒唐無稽の似た言葉として「滅茶苦茶」「頓珍漢」「雲をつかむような」「非現実」「砂上の楼閣」「机上の空論」などの言葉があります。

荒唐無稽まとめ

荒唐無稽にはでたらめ・嘘・根拠のないという意味があります。浅はかだと思われる時に使用されることが多く、決して良い意味としては用いられない言葉です。何かをおこなう時には、道筋をしっかり付けておくことも大切。反面教師の意味合いも込めて、荒唐無稽の正しい意味をインプットしておきたいものです。

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