「荘厳」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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荘厳(そうごん)

「荘厳」とは「景色や雰囲気などに圧倒され、重々しく厳かな気持ちになる事」です。ある種の雰囲気で思わず使ってしまう言葉なので正確に説明するのは難しいですが、例えば雪景色がライトアップされたり、独特な雰囲気ある人、オーケストラの大迫力演奏、歴史を感じさせる宗教建物、世界遺産などを「荘厳」や「荘厳な○○」と言います。云わば幻想的であったり別世界に連れて行ってくれるように圧倒されて、思わず「荘厳」となるのです。それでは解説に入らせて頂きます。

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荘厳の意味とは

「荘厳」の意味は以下の通りとなります。
(1)重々しく厳か。礼儀正しくて立派。
(2)智慧・福徳・相好などで浄土や仏の身を飾る。
(3)「しょうごん」とも読む。
「荘厳」は一般的には「そうごん」と読み、重々しくて厳かな事となります。一方で仏教関連の場合は「しょうごん」と読み、仏像や仏堂を厳かに飾ったり、智慧(知恵)・福徳(幸福と利益、善行など)・相好(仏の体の特徴)などで浄土や仏の身を飾る事となります。よって、本来は仏教色がとても強い言葉なのですが現在はかなり薄まって「重々しく厳か」「厳かで立派」として使われています。具体的には、歴史ある神社を訪れると独特の雰囲気に飲まれそうになったり、クラシックホールで生ライブを体感すると弦楽器やピアノ等の迫力に圧倒されます。このような感覚は個人差もあり表現するのは難しいですが、身が震えたり緊張したり引き締まるオーラめいたものを「荘厳」とします。もちろん仏教的な側面もあるので、仏像などを飾ったり装飾具(荘厳具)でもあるので葬式で使われる事も多いです。その際には繰り返しですが「しょうごん」と呼んで区別をしています。

荘厳の由来

「荘厳」は古代インド言語で大乗仏教の言語でもあるサンスクリット語の分配・配列を意味する「ヴィユーハ」が語源で、それが「立派で厳かな」を漢字にして「荘厳」となりました。

荘厳の文章・例文

例文1.コロナ禍でも開催された高校の卒業式が荘厳な雰囲気で、生徒から教師まで感動をしていた。
例文2.初めてクラシックの生ライブを体感した時は、荘厳な響きが想像以上に神秘的で楽器に魅力される人々の気持ちがやっと理解できた。
例文3.浮気をしていた妻が男と出て行き、それから暫くは立ち直れなかったが、日本海の大海原の荒々しくも荘厳な波の景色を見ていたら段々と活気が漲り、通販で縁起が良いと評判の数珠を購入したら年収が3倍になり、10歳も年下の元モデルとも再婚が出来て幸せだ。
例文4.ポストロック好きなので10分を超える荘厳な楽曲は大好物だが、時々は昔のように2分程度のパンクロックも聴きたくなる。
例文5.有名女優や俳優は若い時も荘厳なオーラがあってこれは売れるのも納得と言いたいが、最近は整形ばかりなので幼少期の写真は所属事務所がNGにしているのだから、まるで公安が秘密結社を暴くように週刊誌や熱狂的なアンチやファンが粗探しをしてしまう。
大自然などで「荘厳」を使った例文です。

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荘厳の会話例

  • ボーナスも入ったし、新しいテレビ買わない?

  • 今のテレビでいいよー。勿体ないじゃん、まだ映るんだし。

  • そうだけど、4Kテレビは映像が綺麗なんだよ。五輪の開会式とか試合を大迫力で観たいじゃん。

  • でもさあ、開会式を観ても荘厳な雰囲気とは思わないでしょう。税金を大量に注ぎ込んだ、あの人も辞任した…といった感想しかないよ。だから、テレビ買い替えはダメ。

テレビの買い替えについて夫婦が会話をしています。

荘厳の類義語

「荘厳」の類義語には、「尊厳」「粛然」「冷厳」「威厳」「威厳」などの言葉が挙げられます。

荘厳の対義語

「荘厳」の対義語は厳密にはありませんが、比較的に近い意味合いは「粗末」「退屈」などの言葉が挙げられます。

荘厳まとめ

「荘厳」は元々は仏教用語で仏像や仏像を美しく飾る事ですが、転じて、大自然や景観や神社仏閣など迫力やオーラあるものを重々しく厳かと称賛する言葉です。要するに心から圧倒されたり身が引き締まる雰囲気に感動をして「荘厳」と表現します。

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