荼毘に付す(だびにふす)
今回は「荼毘に付す」という言葉を解説します。新型コロナウィルスの影響で最近不幸なニュースが続いていますから耳にする機会も増えているのではないでしょうか。正しい意味と使い方を覚えましょう。
荼毘に付すの意味とは
荼毘に付すとは、仏教徒の亡くなった方を火葬すると言う意味です。
近年では、火葬に限らず単に埋葬することを「荼毘に付す」と表現することもあります。
しかし、本来の意味はあくまで仏教徒の故人を火葬する時にのみ使われる言葉なのです。
荼毘に付すの由来
「荼毘に付す」に「荼毘」はパリ語の「jhpeta」の燃やすという言葉の音をからとったと言われています。
お釈迦様が入滅した際に香料の薪により火葬を行ったことが始まりで、仏教では正式な葬儀の方法となり火葬のことを「荼毘に付す」というようになったのです。
荼毘に付すの文章・例文
例文1.亡くなった夫を荼毘に付しました
例文2.新型コロナウィルスの影響で火葬場が不足して荼毘に付すことができない
例文3.まさか妻を荼毘に付すことになるとは思わなかった
例文4.友達を荼毘に付す
例文5.友引は荼毘に付す時に友を引いていくと言われている
報道などでは、火葬と言うとリアルに伝わりすぎてしまうので、荼毘を付すと表現されることが多いです。
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荼毘に付すの会話例
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新型コロナウィルスで有名人がまた荼毘に付したってニュースがあったね
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そうね。火葬場が足りてないみたいね。
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火葬場?荼毘に付すことと関係があるの??
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荼毘に付すって言うのは、故人を埋葬するって意味なのよ
荼毘に付すはそれほど頻繁に使う言葉ではありませんが、しかし大人の教養としては絶対に知っておくべき言葉です。
荼毘に付すの類義語
日本では、土葬は一般的ではないので新型コロナウィルスにより火葬場が不足しているようですね。
荼毘に付すまとめ
今回は「荼毘に付す」について解説しました。普段あまり使わない表現ですが、報道などではよく耳にします。誤った解釈をしている人もいたのではないでしょうか。近年では、少し違った意味で使われるようになっていますが、本来は仏教徒の火葬という意味だったんですね。