蒙昧(もうまい)
「蒙昧」という言葉の意味をご存知でしょうか?あまり見慣れない、聞きなれない言葉ですよね。しかし、あなたの身の回りには蒙昧な人がいるかもしれないので、知っておくといいかもしれません。今回は「蒙昧」について詳しくご紹介していきます。
蒙昧の意味とは
「蒙昧」とは、暗いこと、転じて、物事の道理に暗いこと、知識がなく物事の道理を知らないことといった意味です。
「蒙昧」は、熟語の構成でいうと「同じような意味の語を重ねた熟語」です。
また、「暗」は広義で「くらい」という意味がありますので、道理に暗いとといった意味でもあります。「性格がくらい」という意味とは異なっていて、「蒙昧」が持つ意味は「道理にくらい」といったもので、知識が浅いさまを表しています。
蒙昧の由来
「蒙昧」とは古来は、暗いことを表す言葉でしたが、その意味が転じていって、今では「物事の道理に暗い」ことを表すようになりました。また、「蒙」は、「蒙(くらい)」と読む漢字ですが、「昧」も同じように「昧(くら)い」と読みます。よって、「蒙」と「昧」は、似たような意味の漢字を重ねて強調してできた熟語であることがわかります。
蒙昧の文章・例文
例文1.対戦相手が蒙昧ならば勝利することは容易いだろう。
例文2.コロナウィルスの感染拡大については蒙昧で仕方がない。
例文3.蒙昧であることは恥じるべきだ。
例文4.父は蒙昧な僕を優しく慰めた。
例文5.あの子は蒙昧で、一人で旅をさせるのは不安だ。
人は蒙昧な自分自身を見つめなおして、成長をしていくことが大事であるのかもしれませんね。
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蒙昧の会話例
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僕は将来、学者さんになるのが夢なんだ!
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本当に?学校でも君は蒙昧な子と呼ばれているのに、学者への道は程遠いと思うよ。もっとたくさん勉強しなきゃね。
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えっ…そんな風に言われてるのか。酷いなぁ…ていうか、蒙昧ってなに?
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ハハ。蒙昧だと、蒙昧の意味がわからないんだね。やっぱり学者は向いてないよ。
蒙昧という言葉を他人に使うということは余程の自信があるのですね。
蒙昧の類義語
「蒙昧」と関連する言葉には「無知」「無学」「馬鹿」「学がない」「浅学」などがあります。
蒙昧まとめ
今回は「蒙昧」について詳しくご紹介しました。蒙昧と言われないように毎日色んなことを吸収していかないといけませんね。この記事を読んだならば、少しは蒙昧ではなくなったと思います。