「蒼穹」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

蒼穹(そうきゅう)

｢蒼穹｣とは｢青空、青く晴れた大空｣です。一時は古語を使うのは時代遅れとして毛嫌いされていましたが、ネットやSNSが発達をすると逆にインパクトを与えたり言葉遊びという側面から見直されて、若者などが積極的に用いる機会が増えています。

蒼穹の意味とは

｢蒼穹｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)青空。青く晴れ渡った大空。
　(2)蒼天。蒼空。
”蒼”は｢青｣｢草木が茂る｣｢青ざめて生気がない｣、”穹”は｢天空｣｢大空｣｢弓形｣｢穴｣で、青い大空や青空となるのが｢蒼穹｣です。要するに青空の古語的表現が｢蒼穹｣で通常はあまり使用しませんが、現代でも青空を敢えて｢蒼天｣とする事があるように、同じ流れで青空を強調する際に｢蒼穹｣が使われます。さらに深掘りすると青空は季節を問わないので一年中使用されるのに対し、｢蒼穹｣の”蒼”は草木が茂る事であり、また濃い青空を連想させるのを踏まえると、夏の青空で｢蒼穹｣を使うのがより相応しいようです。しかし、そこまで気にせず青空=｢蒼穹｣として使っても当然ながら問題はありません。

蒼穹の由来

｢蒼穹｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては平安時代中期の漢詩集｢本朝麗藻｣(1010年)などに文言が記されています。

蒼穹の文章・例文

例文1.面倒だったが久しぶりにハイキングをして山頂から蒼穹を眺めると、気持ちがスッとして悩みや疲れが吹き飛んだ。
例文2.学生の頃は運動部の生徒が蒼穹の下で汗水を流しているのに、誰とも言葉を交わさずに急いで自宅に戻ってパソコンばかりをしていた。
例文3.真夏は蒼穹とビールに花火が風物詩だろう。
例文4.蒼穹だと油断をしていると急に雨になるので、夏の天気には注意が必要だ。
例文5.蒼穹の遠い先に煙突が見えて反対側には富士山があり、この景色は生涯忘れる事はない。
｢蒼穹｣を使った例文となります。

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蒼穹の会話例

• 

  今日は久しぶりに晴れたよね。
• 

  本当、いい天気だった。
• 

  明日も晴れるみたいだよ。
• 

  それならもう梅雨も終わりじゃない。二日連続で蒼穹を見れるなんて、久しぶりな気がするんだけど。

梅雨が終わりかけな頃の日常会話となります。

蒼穹の類義語

｢蒼穹｣の類義語には、｢青空｣｢碧空｣｢青天井｣｢碧落｣｢碧空｣などの言葉が挙げられます。

蒼穹の対義語

｢蒼穹｣の対義語には、｢曇り空｣｢雨空｣｢雨天｣｢雨模様｣｢雨空｣｢灰色の空｣｢どんより｣などの言葉が挙げられます。

蒼穹まとめ

｢蒼穹｣は青空や晴れ渡った空という意味です。通常は青空が使用されますが、｢蒼穹｣にすると古語的な表現だけでなく、最近は小説や漫画タイトルなどでも用いられる事も多く若者世代などには思いの外浸透をしています。