「虎穴に入る」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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虎穴に入る(こけつにはいる)

「虎穴に入る」とは「危険を冒してこそ成功を得られる」という意味です。もちろんある種の極論めいた言葉ですが、平平凡凡と生きているだけでは何も得られないのは納得が出来ると思います。命を懸けるのは大袈裟でも、多少なりともリスクを冒して何かをするから成功を手にするのです。そんな事を考えてしまう「虎穴に入る」の解説となります。

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虎穴に入るの意味とは

「虎穴に入る」の意味は以下の通りとなります。
(1)危険を冒さないと成功は得られない喩え。
(2)虎が棲む穴に入らないと虎の子を捕獲出来ない事から、転じて、危険を冒して始めて成果が得られるや欲しい物が手に入る事。
(3)「虎穴に入らずんば虎児を得ず」「虎穴に入らずんば虎子を得ず」も同義で、略したもの。
”虎穴”は「虎が棲む洞穴」「虎の隠れ穴」で、虎が隠れている洞穴に入るのが「虎穴に入る」です。「虎穴に入る」は元々は有名な諺「虎穴に入らずんば虎子を得ず」で、それを省略した形になっています。従って意味も上記のように、危険を承知して飛び込んだり挑む事に対して使われます。何事も多少のリスクはつきものですが、さらに大きな成功を得るなら相応の危険は付きものとする教訓や教えとなる言葉です。よって類似となるのは、危ない橋を渡る・綱渡りをする・火中に身を投じるなどで、また血気盛んな若者が好む言葉でもあります。

虎穴に入るの由来

「虎穴に入る」の由来は、中国後漢時代の歴史書「後漢書」の班超伝となります。

虎穴に入るの文章・例文

例文1.株投資を始める前は損をするのではと悩んだが、虎穴に入る事で得られるものがあると奮い立たせたら、見事に損切り出来ず失敗をして貯金を失ってしまった。
例文2.虎穴に入ると言うのだから、若者には大企業でのらりくらりと働くよりも起業するべきと教えているが、誰も賛同してくれない。
例文3.芸能界で成功している人達も若い時に虎穴に入るを胸に頑張ったのだろう。
例文4.実家の父は30代になってから虎穴に入るという人生の選択を選び、今では経営する3軒の飲食店がコロナ禍で大ダメージを受けて、毎日やけ酒で自暴自棄になっている。
例文5.人生とは面白いもので、学生時代に目立っていた者ほど早く結婚して守りに入る家庭人で終わり、勉強ばかりで大人しい生徒ほど起業などの虎穴に入るというリスクを冒して成功を掴みにいく。
リスクを冒すとして「虎穴に入る」を使った例文です。

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虎穴に入るの会話例

  • なあ、いくら俺の給料が安いからって、何もマ○チ商法をやらなくてもいいんじゃないのか!

  • あなた、それって偏見よ。マル〇商法は違法じゃない。それに頑張れば頑張ったほどランクが上がって給料も増えるのよ。

  • そうかも知れないけど…、俺の妹も勧誘しているんだろ。虎穴に入るどころか、地獄に引きずり込まれたって泣きついてきたぞ。

  • あれはあなたの妹を救う為だったの。エネルギーが衰えていたから、元気の源となる素晴らしい商品を案内したら、手持ちが少ないからってローンで購入したのよ。それのどこがいけないの。

マ○チ商法に嵌まる妻と、何とか辞めて欲しいと願う夫の会話となります。

虎穴に入るの類義語

「虎穴に入る」の類義語には、「危ない所に登らねば熟柿は食えぬ」「危ない橋も一度は渡れ」「枝先に行かねば熟柿は食えぬ」などの言葉が挙げられます。

虎穴に入るの対義語

「虎穴に入る」の対義語には、「開いた口へ牡丹餅」「石橋を叩いて渡る」「君子危うきに近寄らず」「棚から牡丹餅」などの言葉が挙げられます。

虎穴に入るまとめ

「虎穴に入る」は有名な諺「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を省略したもので、虎の洞穴に入らないと虎の子を捕まえられない事から、危険を冒して始めて成功を手にするという言葉です。よって、欲しい物があるなら危険を冒すしかないとも解釈が可能となります。

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