虚をつく(きょをつく)
虚をつくとは、相手の急所や無防備な部分を狙い、そこから攻め入ることを意味しています。比較的使われる慣用句ではあり、「意表をつく」という言葉と非常に似ているので言葉の意味自体は理解をしやすいのではないでしょうか。今日は虚をつくの意味や由来、例文や類義語などを交えて、わかりやすく解説をしていきます。
虚をつくの意味とは
虚をつくの意味とは、相手の急所や無防備な部分をを狙い、そこから攻め入ることです。漢字だと「虚を突く」と表記するのが一般的です。別の書き方では「虚を衝く」がありますが、こちらは間違いではないので合わせて覚えておきましょう。
虚をつくの由来
虚をつくの「虚」は備えのないことやすきのあることを表します。そこから攻め入ることから「つく」という言葉を組み合わせて虚をつくとして使われるようになったと考えられます。
虚をつくの文章・例文
例文1.勝負で大事なことは情報収集し、状況判断をして考えれる勝ち筋を見極め、相手の虚をつくことである。
例文2.圧倒的に優勢だったチームだが、虚をつかれて負けてしまった。
例文3.彼の咄嗟の発言に虚をつかれて自分は何も言うことができなかった。
例文4.虚をつくには、まず相手の弱点を知ることが必要である。そのためにも予め準備しておくことが大事である。
例文5.虚をつく彼の会心の一撃は、相手にとっては大打撃となった。結果として彼のその行動が勝利へと導いた。
これらから虚をつくは油断や不意に付け込むときに使われることがわかります。勝負事において相手の弱点を狙うというのはとても大切なことです。、また、虚をつくは不意を見せるシーンでは耳にすることが多々あります。虚をつくを使うことがあったときに例文を覚えておくと役に立つかもしれないので是非覚えておいてください。
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虚をつくの会話例
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この前のテレビでやっていたラグビーの試合をみたかい?
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うん。意外にも試合の勝敗を分けたシーンは一瞬だったね。
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そうだね。あえて虚をつけるような隙を作って相手を油断させて得点を決めているプレイはとても素晴らしかったよ。
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来週にも試合があるみたいだからとても楽しみだよ。
虚をつくという言葉は勝負事では、多く使うことがあると思います。もしかしたら会話で虚をつくという言葉も出てくるかもしれないので是非使い方と意味を共に覚えておくと役に立つでしょう。
虚をつくの類義語
虚をつくの類義語には、「不意打ち」「だましうち」「寝首をかく」「意表をつく」などがあります。
虚をつくまとめ
誰でも意表をつかれると驚くことはあると思います。そんな様子を表す時には虚をつくはとても便利な言葉です。また、類義語の不意打ちやだましうちなども合わせて覚えておくとよいでしょう。虚をつく以外の言葉も覚えて使いこなせるといいですね。