「血湧き肉躍る」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説！

血湧き肉躍る(ちわきにくおどる)

｢血湧き肉躍る｣とは｢興奮する出来事を目前に控えて、全身の血液や肉体がまるで湧き立ち踊るような状態｣です。スポーツ選手やファンならなら優勝が懸かった決勝戦の試合開始直前などはそれこそ興奮状態で、アドレナリンが出まくっていますよね。またスポーツではなくても、漫画が大好きな人ならお気に入り作品が発売日を迎えたり、音楽好きならバンドやアーティストのライブ開始直前なども同様に興奮していると思います。そんな興奮状態の表現となるのが｢血湧き肉躍る｣です。

血湧き肉躍るの意味とは

｢血湧き肉躍る｣の意味は以下の通りとなります。
　(1)勇ましくて興奮する様を表現した言葉。
　(2)重要な試合や戦いやイベントなどを前にして、興奮から感情が高まり活力が漲った様子。
　(3)今すぐにでも試合などに臨める興奮状態で、まるで体内の血液が湧き立ち肉体は踊るほどに感情が高まっていると表現した状態。
｢血湧き肉躍る｣はスポーツや格闘漫画にヤクザ映画などの有名なフレーズやセリフで、意味としては上記のように大事な試合や戦いなどを控えて高まった気持ちや興奮状態を表現しています。また、試合に挑む選手や監督など当事者以外でも、例えば大事な試合を観に行った観客や関係者など第三者でも興奮して気持ちが高まっている際に使う事が多々あります。さらにはあまりも有名フレーズとなった事で、試合ではなく観客として参加するライブやイベントでも開始を前にして気持ちが高まれば用いる事が多いです。それでも一般的にはスポーツやヤクザや格闘系の漫画やドラマなどでこれから戦いを控えて主人公などの早まる気持ちを表すセリフや表現となり、日常生活などではあまり使い道がないのも事実です。

血湧き肉躍るの由来

｢血湧き肉躍る｣の由来は残念ながら不明ですが、文献としては近代日本の小説家･菊池幽芳の著書｢己が罪｣などに文言が記されています。

血湧き肉躍るの文章・例文

例文1.本屋に出掛けたら血湧き肉躍るというキャッチコピーが気に入って、思わず新刊のヤクザ小説を手に取ってレジに向かった。
例文2.W杯の決勝を目前にしたら、普段は大人しく冷静なメッシも血湧き肉躍る状態になったのだろう。
例文3.小心者ほど酒を1杯飲んだぐらいで血湧き肉躍るほどイキって、コンビニ店員に覚えたてのヤクザ口調を披露しては動画撮影されている事も想像できず恥を晒す。
例文4.心から崇拝する某海外アーティストの来日が決定し、ライブ1カ月前で既に血湧き肉躍る状態に陥り、このままでは不審者として警察に逮捕されるぐらいテンションが高くてどうやって興奮を治めるか悩んでいる。
例文5.漫画喫茶に行くと右を向いても左を向いても心を熱く掻き立て血湧き肉躍る喧嘩作品が溢れ、クールダウンをしようとしても大好きなコーラが飲み放題なので一向に気持ちが高ぶって、さあ今夜は徹夜になりそうだ。
｢血湧き肉躍る｣を使った例文となります。

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血湧き肉躍るの会話例

• あと10分で試合開始かー。ドキドキするね。

• 日本代表、今日は絶対勝つよね？

• ああ、勝つに決まっているって。代表選手の大半は海外で活躍しているんだから、北朝鮮如きに負けないって。

• もしかしたら…、血湧き肉躍って興奮した将軍様が負けた腹いせにミサイルを発射したりするのかな…。あー、それでも日本には勝ってほしい。でもミサイルは撃たないで—。

サッカーの日本代表対北朝鮮の試合を直前に控えて、自宅のテレビ画面で興奮をする熱血サポーター夫婦の会話です。

血湧き肉躍るの類義語

｢血湧き肉躍る｣の類義語には｢血が沸騰｣｢血が躍る｣｢血が騒ぐ｣｢胸が高鳴る｣｢興奮｣｢テンション上がる｣｢ヒートアップ｣｢目の色が変わる｣｢昂る｣｢武者震い｣｢ドキドキ｣などの言葉が挙げられます。

血湧き肉躍るの対義語

｢血湧き肉躍る｣の対義語には｢冷静｣｢沈静｣｢落ち着き｣｢平穏｣｢安らぎ｣｢平気｣｢平然｣などの言葉が挙げられます。

血湧き肉躍るまとめ

これから試合などを控えて選手や関係者やファンなどが大変興奮する状態を表すのが｢血湧き肉躍る｣です。体内の血液と肉体が湧き立ち踊るようだとして、要するに体全体の気持ちが高ぶっていると例えています。