行住坐臥(ぎょうじゅうざが)
「行住坐臥」とは「日常生活で行う動作」を指している四字熟語です。あまり聞きなじみがないという方もいるとは思いますが、使えるタイミングはとても多い言葉です。相手の生活態度を注意する際や、自分自身を戒める際にも使用することが可能です。他にも日常という意味もあるので、自分が日常的にしていることがある場合も使用が可能です。今回はそんな「行住坐臥」について解説を行います。
行住坐臥の意味とは
「行住坐臥」とは「日常生活で行う動作」を指している四字熟語です。元々は修行者の人が、日常で使う動作を表す言葉として使われていましたが、今は「日常」という言葉の意味でも使われるようになりました。昔からずっと続けていることがある人は、今も続けていればそれは日常になっていると思います。朝早く起きてラジオ体操をすることが日課になっている人がいれば、それは行住坐臥になります。元々の由来として修行者の人が使っていたため、動作として使用する場合は、きちんとしなければならない作法として扱われることもあります。そういった時は「社会人として行住坐臥を大切にしなければならない」といったように使用することも可能です。
行住坐臥の由来
仏教の世界ではこれらの行動を四威儀と呼ばれ、修行者が大切にしている、戒律にかなった振る舞いとして定めています。そうして仏教で使われていた言葉でしたが、今では日常的な動作を表していることから、日常を表す言葉として使用されるようになりました。この四字熟語は一文字一文字に意味があります。「行」は「歩くこと」を指しています。「住」は「止まること」を指しています。「坐」は「座ること」を指しています。「臥」は「寝ること」を指しています。これらの一文字一文字からわかるように、日常の動作とされています。
行住坐臥の文章・例文
例文1.早寝早起きをすることは行住坐臥で、体が覚えている。
例文2.人間にとって息をすることは行住坐臥だ。
例文3.小さい時に音楽を聴くのは行住坐臥、今ミュージシャンとして活躍で来てるのは昔があるからだ。
例文4.野菜のみの生活を行住坐臥にする。そうすることで今度こそダイエットを成功させる。
例文5.行住坐臥、貧乏ゆすりをしないように気を付ける。
様々な「行住坐臥」についての例文となります。
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行住坐臥の会話例
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健康診断で悪い結果がでちゃった……
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若くないから食生活から気を付けないとだめだよ。
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行住坐臥、野菜を食べるなんて……お肉食べたいよ!
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文句言わないで野菜食べなさい。
彼氏の体の心配をするカップルの会話です。
行住坐臥の類義語
「行住坐臥」の類義語には、「常住坐臥」「日常坐臥」などの言葉が挙げられます。
行住坐臥の対義語
「行住坐臥」の対義語はありませんが、似た意味の言葉だと「非日常」「非常事態」などの言葉が挙げられます。
行住坐臥まとめ
「行住坐臥」を使うタイミングがそれなりにあるということも分かったと思います。ですが、あまり聞きなれない言葉なので日常会話で使うのは難しいです。会話の中でいきなり、この言葉を使われてしまうと混乱する方が多いと思います。ですので、文字で意思を伝える時などに使うようにした方が無難です。今回はそんな「行住坐臥」について解説を行いました。