袴着の儀(はかまぎのぎ)
七五三の儀式の一つで5歳になった男の子が行う行事に「袴着の儀」というものがあります。3歳の髪置きは男女一緒にでしたが、袴着は男のだけの儀式となります。なぜこの儀式をやるのか、名前の由来なども含めてこれから解説していきたいと思います。
袴着の儀の意味
子どもの成長を祝う儀式で、5歳になった男の子が基盤の上に立ち吉方を向いて袴に着替えます。それが大人の仲間入りとして初めて袴を着る日とされています。
袴着の儀の由来
今では男の子だけの儀式とされていますが、江戸時代以前は男女関係なく袴着の儀を行なっていたそうです。
吉方を向きながら袴に着替える他に、冠を被って四方の神を拝んだという話があります。戦場にて四方の敵を制することができるように、という願いを込められて行われれたそうです。元々は平安時代の貴族が行なっていましたが武家で行われ、さらに庶民にも伝わり行うようになりました。
袴着の儀の文章・例文
例文1.袴着の儀として初めて着た袴に息子は大興奮だ
例文2.子どもが袴着の儀で袴を着て嬉しそうなので大人の仲間入りだねというとさらに嬉しそうに頷いた
例文3.髪置きの儀から袴着の儀まで2年経つのがあっという間に感じた
例文4.息子は袴が気に入ったらしく袴着の儀を終えてもしばらく脱ぎたくないとごねていた
例文5.袴着の儀できる袴を息子とどれがいいか選ぶのにたくさん悩んでしまった
袴着の儀は大人の仲間入りをするのにとても大事な儀式とされています。
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袴着の儀の会話例
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やっと息子も5歳になったなぁ
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うん、でもあっという間に感じたな。
男の子だから七五三はこれでおしまいだね。 -
今日は袴着の儀って言うんだったよね、懐かしいなぁ俺もあんな袴を着たっけな。
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子どもの頃は来て神社に行ったって印象だけで儀式の名前とか意味とか深くは知らな買ったよね。
袴着の儀について話す夫婦の会話です。
袴着の儀の類義語
袴着の儀は宮中などでは「着袴(ちゃっこ)」とも言われています。3歳になった子が「髪置きの儀」を終え、男の子は5歳の「袴着の儀」女の子は「帯解きの儀」が七五三の最後の儀式となります
袴着の儀まとめ
子どもの成長を祝いこれからも強く育つように願う儀式となります。また、大人の仲間入りを喜ぶ日となりますね。子どもの頃はなんとなく楽しい、かっこいい袴を着て嬉しい、というような思い出となっていますが、大人になるとこういう願いが込められていたんだと知り、自分の子どもにかつて親がしてくれたように子どもの成長を祝い願いを込めてお宮参りをする日になるんですね。