「複利」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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複利(ふくり)

「複利」とは「元金の利子にもさらに利子が加算され、長期的な資産運用などで単利よりも多く利息を受け取れる金利」です。大人になり社会に出ると知らずと住宅購入や投資にクレジットなどを意識するようになります。そこで気になるのが様々な金利であり「単利」と「複利」になるのです。それでは「単利」も絡ませながら「複利」の解説をさせて頂きます。

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複利の意味とは

「複利」の意味は以下の通りとなります。
(1)複利法の計算による利息。重利。
(2)銀行などに預けた元金の利子にも利子が加算される資産運用などで使われる利息計算。
「複利」は金利の複利計算の事で、銀行などに預けた元金の利息を求める際に使われます。厳密には銀行預金や投資以外に借金でも使われるので、マイホーム購入や消費者金融やカードローンを利用する際には注意が必要です。なぜなら「複利」は一定期間で得る利息を元本に加算し、再度元本に対して利息を計算となるので、儲けとなる場合は雪だるま式といえばオーバーですが資産運用などでメリットが非常にありますが、その反面借金でも同様に増えてしまうのが「複利」なのです。「複利」の反対となるのが「単利」(単利法)で、前期間の利息を元金に繰り込まず元金だけの利息を計算します。よくある比較として計算法や税金などは割愛しますが、元金100万円を年利5%で運用すると「単利」は1年後100万円+金利5万円で計105万円となり、5年後には金利25万円で計125万円です。対する「複利」では1年後は同じく105万円ですが、5年後には金利が約27.6万円になり計127.6万円となります。ですから元金が多く金利が高く、そして運用期間が長いほど「複利」は絶対的に利息が増える特徴があります。しかし、このようなメリットを実感できる資産運用はかなり限定され、通常は個人で行う金融商品となりますが、これには「複利」の恩恵以上に損失を被るリスクも忘れてはなりません。

複利の由来

「複利」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては明治時代の辞書「英商業新辞彙」(1904年)などに文言が記されています。

複利の文章・例文

例文1.複利は確かに資産運用で魅力的だが、そうそう儲かる上手い話が世間に転がっている訳ではない。
例文2.100万円を銀行に預けても単利と複利では数年後に数千円程度の差なら、日々節約をした方が断然効果的である。
例文3.カードローンなど通常の金融業者は単利だが、闇金は複利となるので借金が雪だるま式に増加していく。
例文4.結婚式を直前に控え幸せ絶頂の親友が「俺の愛の力は複利で年々増えていく」と喜びを爆発させたが、その彼女が結婚詐欺師だったのは今では笑い話だ。
例文5.どんなに複利で財を築いても、所詮は人生は儚く、老いぼれになっては朦朧して、ハイブリッド車を逆走させて事故を起こし冷たい棺桶の中で全て消える。
「複利」についての例文となります。

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複利の会話例

  • 今月も生活が苦しいから、消費者金融を利用しそうだわ。

  • まだ給料が入ったばかりだよね。一体何に使ったの?

  • 給料? それは借金返済で殆ど消えるよ。だからクレジットになるんだよ。でも大丈夫だって、消費者金融の利息は複利じゃなくて単利だから良心的だよ。

  • 年利20%もぼったくって、どこが良心的なのよ。

借金を重ねる男性とその知人女性の会話です。

複利の類義語

「複利」の類義語には、「金利」「利率」「固定金利」「変動金利」「重利法」「1ヵ月複利」「1年複利」などの言葉が挙げられます。

複利の対義語

「複利」の対義語には、「単利」「単利法」などの言葉が挙げられます。

複利まとめ

「複利」は利息計算法「複利法」を略した言葉で、元本の利息に対してさらに利息が付く事です。資産運用を「複利」にすると、「単利」と比べて利息が遥かに多くなります。しかし、借金の場合も同様に「複利」の方が膨れ上がり、また金融商品を「複利運用」しても利息以外に価格変動のリスクも付いてきます。

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