角が取れる(かどがとれる)

昔とは性格が変わり落ち着いた優しい人になったと言うような時に「角が取れたな」と言うことがあります。物とは違い、人体に角なんてないのに、なぜそのようなことを言うのでしょうか。深く掘り下げていきたいと思います。

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角が取れるの意味

性質にトゲトゲしたところがなくなり人柄が円熟して丸くなる、もしくは穏やかになる。ことを指しています
学生時代や社会人になった頃、怒りの沸点が低くていろんな人に当たり散らすような人が、数年後たくさんの経験を経て穏やかで円熟味のある人になっていると言う時などに「角が取れた」と使われます。

角が取れるの由来

四隅の角ばっていたところが丸みを帯びてくることが「語源となっているようです。
川の石など長い時間をかけて転がったり他の石などにぶつかっていくうちに角が取れて丸くなっていくようなところがイメージできます。

角が取れるの文章・例文

例文1.昔ジャックナイフって呼ばれていたあの芸人は今ではすっかり角が取れて優しく人気のあるタレントになっている
例文2.私のおじいちゃんは昔やんちゃしていたらしく、知り合いには角が取れたなと笑われている
例文3.同窓会で10年ぶりにあった先生に随分角が取れて丸くなったなぁと喜ばれた
例文4.彼女は結婚してから角が取れてすごく話しやすい優しい人になった
例文5.子供の頃はすぐに手が出る厳しい親だったのに随分角が取れて優しくなった
何かしらの経験を経て人が変わったように穏やかになった時に使われています。「角が取れる」より「角が取れた」と過去形に変わることがほとんどです。

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角が取れるの会話例

  • 質問者アイコン

    お母さん猫を飼ってから随分角が取れたね

  • 回答者アイコン

    失礼ねぇ、昔から優しかったわよ。
    まぁ、ほら、猫は可愛いし怒鳴って驚かせちゃったら悪いからね。

  • 質問者アイコン

    昔はもっと怒りっぽかったよ。まぁ、良かったね、毎日楽しそうだ。

  • 回答者アイコン

    細かいことは気にしないのよ。

角が取れて丸くなったことを話す親子の会話になります。

角が取れるの類義語

角が取れるに似た言葉として、「円熟味が出る」「とげとげしさがなくなる」「丸くなる」などがあります。

角が取れるまとめ

人は思春期や反抗期が誰にでも訪れ、様々な感情や経験を得て成長していきます。昔はわからなかったことが大人になり経験してわかるようになったり、相手のことを考えられるようになったりしてきて、その結果とげとげしかった人が角が取れるように穏やかになったと言うことになるのでしょうか。中にはもともとトゲのない温厚な性格の人もいますが、人の性格の変化などには驚かされるものがありますね。

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