「角換わり」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

B!

角換わり(かくがわり)

「角換わり」とは「将棋の対局序盤で相手の角と自分の角を交換する指し方で、令において最も効果的な戦法の一つ」です。多くの男性にとって将棋は子供から大人へと成長する過程のどこかで、一度は嵌まってしまう事がありませんか? 単純な頭脳ゲームだと思ったら実は底なし沼のように奥が深く、99%の人はある程度強くなったらそれ以上はどう足掻いても強くならないのです。それを超えた天才中の天才がプロ棋士で、そのトップに君臨すると言っても過言ではないのが藤井聡太六冠ではないでしょうか? そんな藤井六冠が得意とする戦法「角換わり」の解説となります。

[adstext]
[ads]

角換わりの意味とは

「角換わり」の意味は以下の通りとなります。
 (1)将棋の一つの戦法で、対局序盤で自分の角と相手の角を交換する事。
 (2)将棋の四大戦法の一つで先手と後手が右側に飛車を据えて戦う「居飛車」の時に、お互いに角を交換する展開になる事。
 (3)近年の将棋界をリードする藤井聡太六冠など将棋AIを駆使する若手棋士が得意とする戦法で、互いに角を交換して持ち合う展開にする事で攻撃重視の勝負に持ち込む作戦となる。
「角換わり」は将棋用語で、序盤において互いに角を交換し合う指し方であり戦法です。これによって双方が角を取って持ち駒となるので一見すると無意味や互角に感じますが、実は角を切り札としていつでも好きな時に使えるようになるので、より攻撃的な(場合によっては守備的な)勝負となり、大抵では実力ある方がそのまま素直に勝つ事が多くなります。将棋では代表的な二大戦法に「居飛車」と「振り飛車」があり、「居飛車」はさらに四大戦法として「相掛かり」「横歩取り」「矢倉」に今回の「角換わり」があります。よって一つの戦法である「角換わり」なのですが、近年は藤井聡太六冠を筆頭にAIを駆使する若手棋士が「角換わり」を積極的に導入して得意とする事から注目を集めています。戦法自体は非常にシンプルですし昔から普及しているオーソドックスなものですが、他の三つと比較すると飛車に次ぐ強さを誇る角を手駒として自由に使えるのが最大の特徴で、これによって実力ある騎手ほどAI的な最善手で相手を圧倒するのが可能になるのです。もちろん「角換わり」の対策手段もありますし、得意とする藤井六冠ですら全勝する訳ではないので完全ではありませんが、それでも他の戦法よりは2023年4月時点では勝率が高くなる効果的な戦法となっています。

角換わりの由来

将棋の歴史として平安時代に中国から伝わり、室町時代にルールが確立され江戸時代には多くの庶民も楽しむ遊戯となり、明治時代になると東京や大阪で将棋のグループがいくつも誕生しては分裂を繰り返し、1927年に正式に現在の「日本将棋連盟」が誕生します。「角換わり」は江戸時代末期には有名棋士達が戦法として取り入れていたそうですが、当時は数ある戦法の一つとして優位性を見出すには至っていなかったようです。その後は昭は木村義雄、平成は谷川浩司といった名人が得意として、現在は藤井聡太六冠の代表的な戦法になっています。

角換わりの文章・例文

例文1.毎日寝る前にスマホで将棋をするが、コンピューターが角換わりで圧勝をすると腹立たしくて寝付が悪くなり、翌日は上司から欠伸を注意される始末だ。
例文2.角換わりもいずれは通用しなくなり、こうして将棋がまた進歩していくのだろう。
例文3.将棋を発明した昔の偉人も現代の角換わりブームを予測する事は出来なかっただろう。
例文4.小学生の息子に将棋を教えたら、飲み込みが早く数日後には角換わりの優位性を会得してまったく勝てなくなり、思わず小遣いを減らしたくなるほど生意気だが、それをやったら義父失格なので我慢している。
例文5.藤井六冠が早くも角換わりを披露したので、今日の勝負は勝ちそうだ。
「角換わり」を使った例文となります。

  • [adsmiddle_left]
  • [adsmiddle_right]

角換わりの会話例

  • えーと、明日はダメなんだよ。ごめん…。

  • ちょっと、私との約束よりも大事って…、何の予定よ?

  • 明日はほら、叡王戦があるから。俺って将棋の藤井聡太さんの大ファンだから、どうしてもリアルタイムで対局を見守りたいんだよ。

  • 将棋って…、あなたは藤井六冠の角換わりもろくに知らない素人のクセに何知ったかぶりしてるのよ。だいたい私よりも将棋が下手じゃない…。

将棋好きだが下手くそな彼氏と将棋が上手い彼女の会話となります。

角換わりの類義語

「角換わり」の類義語には「角換わり早繰り銀」「「角換わり腰掛け銀」「角換わり棒銀」などの言葉が挙げられます。これらは同じく将棋の戦法で「角換わり」を発展させたものです。

角換わりの対義語

「角換わり」の対義語には「向飛車」「振り飛車」などの言葉が挙げられます。「角換わり」は「居飛車」の中の一つの戦法で飛車を初期位置とした駒組みなので、対義語は飛車を移動させる駒組みの「向飛車」や「振り飛車」になります。

角換わりまとめ

時代の将棋人気を支える天才棋士・藤井聡太六冠が得意とする事で注目を集めている戦法が「角換わり」です。対局序盤で相手と角を交換する指し方で、非常に強い駒である角を手持ちにするとその後の対局が大きく動く事も多くなります。近年は将棋もAIによる分析が主流ですが、藤井六冠を始めとした若手棋士らが「角換わり」を有効的に取り入れ、新しい戦法として注目を集めています。

最新の記事はこちらから