「言うは易く行うは難し」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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言うは易く行うは難し(いうはやすくおこなうはかたし)

言うは易く行うは難しとは、口で言うことは容易だが、それを行動にすることは難しいということです。よく上司や先輩が、“あの人は口だけだからな”、“あいつは口だけは立派なんだけど”なんて言葉を言っているのを聞いたことはないでしょうか。上司や先輩に限らず、逆に目下の立場の者が愚痴半分に使うこともあります。そんな「言うは易く行うは難し」について解説させて頂きます。

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言うは易く行うは難しの意味とは

「言うは易く行うは難し」の意味は以下の通りです。
・何をするにおいても、口先だけで目標などを言うことは簡単なことだが、それを実際に行動として実行するのは難しい。
何事も、まず口で言うことは誰にでもできますし、とても簡単なことです。しかし、それを実際に行動に移すというのは案外難しいものです。最初はできても継続できないことだってあります。それを表す言葉として“3日坊主”がありますが、まさに口先だけで目標を掲げたものの、3日で終わってしまうという意味です。「言うは易く行うは難し」とは、そんな口先だけで目標を言うのは簡単だが実行するのは簡単ではないという意味のことわざです。

言うは易く行うは難しの由来

前漢時代の中国の書物に“塩鉄論(えんてつろん)”というものがあります。その書物の中の「利議論」に、“口で言うのは簡単だがそれを実行するのは容易ではない”という内容のものがあり、それが、「言うは易く行うは難し」の由来となっております。

言うは易く行うは難しの文章・例文

例文1.少し高い目標を掲げてみたら、先生に言うは易く行うは難しだと言われた。
例文2.あの部下は口先だけは立派だが行動が伴っていない。まさに言うは易く行うは難しだ。
例文3.言うは易く行うは難しと言われないように、自身で立てたノルマは必ず達成する。
例文4.新プロジェクトの会議で斬新な案を提案したつもりが、言うは易く行うは難しと言われてしまった。
例文5.彼はいつも目標を立てているが、何事も3日坊主となってしまう。まさに言うは易く行うは難しとはこのことだ。
「言うは易く行うは難し」の例文です。口で言うことは簡単ですが、実際に行動となると難しいという意味ですね。

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言うは易く行うは難しの会話例

  • 最近少し太ってきたから、毎日ジョギングをしようと思っているんだ。

  • それは大事ね、3日坊主とならなければいいけど。

  • もちろん、雨の日でも走るつもりだよ。

  • 言うは易く行うは難しというからね、1か月後にも続けてればいいけど。

「言うは易く行うは難し」の会話例です。つい大きな目標を掲げる事はよくありますが、それを実現することはとても難しいですよね。この男性は、ダイエットでジョギングを続けることができるのでしょうか。

言うは易く行うは難しの類義語

「言うは易く行うは難し」の類義語は、「言易行難」、「口では大坂の城も建つ」、「猫の首に鈴」などがあります。

言うは易く行うは難しまとめ

口先で大きな目標を立てるのは簡単だが、実際に行動するのは難しかった、続かなかったなんて経験ないでしょうか。箱根駅伝の監督として有名な青山学院大学の原晋監督は、小さな成功体験をたくさん積むために、1歩先ではなく、少し手を伸ばせば届くくらいの半歩先の目標を立てることを学生に指導しているそうです。大きな目標を掲げることも大切ですが、“言うは易く行うは難し”とだけはならないよう、半歩先の目標というのも良い目標の掲げ方かもしれないですね。

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