「許諾」の使い方や意味、例文や類義語を徹底解説!

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許諾(きょだく)

「許諾」とは「希望を認めて受け入れる事で、主に著作権に絡んで利用を許可する際の丁寧な表現」です。法治国家である日本は書籍や音楽や映画などを自由に使うのは認められておらず、もし利用をしたいなら著作権者から認めてもらうしかありません。その許しを得るのが「許諾」で、同じ意味の承諾や承知の法律用語といったところでしょう。

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許諾の意味とは

「許諾」の意味は以下の通りとなります。
 (1)相手の希望や願いを聞き入れて許す事。
 (2)承諾や承知する事。
 (3)何かについて権威を持って認める際の丁寧な表現。
”許”は「願いを聞き入れる」「許す」、”諾”は「”はい”と答える」「ゆっくり答える」「引き受ける」で、相手の願い・依頼・要求などを聞き入れ承知するのが「許諾」です。非常に類語が多い事でも知られる「許諾」ですが、実際の使い方としては権威を感じさせる表現といった形になる事が多く、例えば「著作権の許諾を得る」「許諾契約が成立」「許諾離婚となった」「その条件を許諾する」等々になり、要するに許可する事の丁寧な表現として公式な場面などで重宝されます。ですからその最たるとして「許諾」は「法律用語」の「禁止されているものを解除する事」なので、特許関連などで特に使われる事が多いのです。逆に言うなら日常生活ではほぼ使われず、相手の希望などを受け入れるならそのまま素直に「認める」「了承する」などを使うので、どうしても普段は見掛けない堅苦しい言葉という印象が強くなってしまいます。

許諾の由来

「許諾」の由来は残念ながら不明ですが、文献としては奈良時代に成立したとされる日本最古の歌集「万葉集」などに文言が記されています。

許諾の文章・例文

例文1.許諾を得たのでネットで動画配信したが、著作権に絡んで運営元から削除された。
例文2.著作物を使用するには権利等々の関係から許諾を受ける必要がある。
例文3.先方からの申し入れを熟慮の末に許諾する事にしたが、やはり先行き不安は拭えない。
例文4.ロシアや北朝鮮では権利者からの許諾を得てもまったく無意味で、最早国として成立していないのにトップは常に戦争だけはやる気満々で会話にすらならない。
例文5.将来は漫画家になり、もし売れたらアニメや映画化に関連商品の使用許諾契約を結び夢の印税生活が送れる可能性に希望も広がるが、その為には何としても画期的な物語を生み出す必要がある。
「許諾」を使った例文となります。

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許諾の会話例

  • YouTubeって好きな映像を配信できるけど、音楽の著作権にはうるさいんだよね。

  • よく分からないけど、そうみたいよね。私が好きなYouTuberもそんな事をよく言っている。

  • イヤホンやスピーカーを紹介するYouTuberでも、曲を流さないからモヤモヤがあってさ。あれだと、こっちはどれぐらい音質良いのかまったく分からないよ。

  • だからさ、著作権が切れていて許諾を得なくても使える有名曲をもっと自由に流せるようになればいいのにね。

YouTubeでの音楽著作権についての会話内容となります。

許諾の類義語

「許諾」の類義語には「許可」「容認」「認可」「承諾」「了解」「公認」「諾する」などの言葉が挙げられます。

許諾の対義語

「許諾」の対義語には「拒絶」「不許可」「断り」「否決」「排除」「不承」「不承諾」「不承知」などの言葉が挙げられます。

許諾まとめ

相手の希望などを聞き入れて認め許すのが「許諾」です。基本的に承知や許可と意味合いは同じですが、「許諾」は法律用語という面が大きいので著作権などに絡んで使用される事が多くなり、その代表が音楽などで著作権物の利用を許し認めるとして「許諾」となるのです。

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