詰めが甘い(つめがあまい)
「詰めが甘い」とは、物事における最終的な段階において、決め手となる要素が欠けていることを指します。よく仕事や、スポーツなどの勝負事において、「詰めが甘い」という言葉を使われていると思います。今まで、テストや試合など、様々な場面であと少しというところを成し遂げられず、詰めが甘いと指摘されてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回はその「詰めが甘い」という言葉について解説します。
詰めが甘いの意味とは
「詰めが甘い」の意味は以下の通りです。
・物事における最終的な段階で決め手となる緻密な要素を欠いていること。
・注意や配慮が欠けていて、最後の最後でヘマをしてしまうこと。
・仕事の質が低く、見通しが弱かったり誤りが残っていたりすること。
詰めが甘い状態とは、言い換えると物事を行う段階において最後の最後で緻密な要素や性格を書いてしまい、「中途半端」な状態で終わってしまうことを表します。詰めの甘さは、自覚を持っているかどうかも非常に大事で、自覚を持っていなくて詰めが甘かったのは、自身の過失ですが、自覚を持っていて詰めが甘いのは怠慢とも思われるでしょう。いずれにしても、詰めが甘くて良い事というのは何一つないので注意が必要ということですね。
詰めが甘いの由来
「詰め」とは物事における終わりの部分を表しています。将棋の「詰み」という言葉が語源ともなっており、王手でどこに逃げても相手に王(もしくは玉)の駒を取られてしまう状況のことです。つまり、最終的な段階でミスをして負けていることから、「詰めが甘い」という言葉はできています。
詰めが甘いの文章・例文
例文1.野球で最終回に詰めの甘さが出てしまい、逆転を許してしまった。
例文2.彼のやる気は素晴らしいが、少し詰めが甘いところがあるから、仕事を任せるのには不安なこともある。
例文3.詰めの甘さから、仕事で作成したグラフの数字に差異が生じてしまった。
例文4.戦力の整っている我々のチームがいつも競り勝てないのは詰めが甘いことが原因だ。
例文5.詰めが甘いことを上司から指摘され、入念に確認を行うようにしている。
「詰めが甘い」の例文です。何をするにおいても最後の最後に注意や配慮を怠ると、それまで上手くいっていたものが失敗に終わってしまうことがあります。それを表しているのが「詰めが甘い」という言葉です。
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詰めが甘いの会話例
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テストの点数どうだった?
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1か所凡ミスがあり、98点でした。
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それは勿体ないね。詰めが甘いことが結果として出てしまったね。
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すみません、気を付けます。
先生と生徒の会話です。テストで凡ミスをしてしまい、「詰めが甘い」ことを指摘されています。
詰めが甘いの類義語
「詰めが甘い」の類義語は、「脇が甘い」、「画竜点睛を欠く」、「九仞の功を一簣に虧く」などです。
詰めが甘いまとめ
「詰めが甘い」とは物事の最終的な段階で、注意を怠りミスをしてしまうことです。仕事や勉強、勝負事においても、途中まで上手く進んでいたのに詰めが甘いことで失敗してしまうなんて事もあると思うので、気を付けたいですね。